【i.schoolから通年生/修了生への3つの質問!】2023年度通年生_千葉さん

イノベーション教育プログラムのi.schoolではどんな学生がどんな思いで学んでいるのでしょうか?i.schoolの通年プログラムに実際に参加してきた通年生・修了生の声を、3つの質問に答えてもらう形でお届けします!今回は、2023年度修了生の千葉なつきさんに、i.schoolの様子について紹介してもらいました!

目次
質問1:i.schoolに応募しようと思った、入ろうと思ったきっかけは何ですか?
質問2:i.schoolでどんなことをやりたかったのですか?もしくはこれからやってみたいことはありますか?
質問3:実際にi.schoolに入ってみて、どうでしたか?
最後に一言!


自己紹介
千葉なつき/Natsuki Chiba
2023年度 i.school通年プログラム通年生
東京理科大学

質問1:i.schoolに応募しようと思った、入ろうと思ったきっかけは何ですか?

大学4年生になり研究室への所属が始まる中で、何か研究以外のことがしたいと思い探していたところにi.schoolを見つけました。

高校まではワークショップ形式の授業が多くあったため、自分やチームで思考する経験が多くありましたが、大学での授業では受け身ばかりで自分で考える経験がなかったので、アイデア発想に関心を持ちました


質問2:i.schoolでどんなことをやりたかったのですか?もしくはこれからやってみたいことはありますか?

私はi.schoolが掲げる「スキルセットを身につけ、マインドセットを育み、モチベーションを高める」の中でも特にマインドセットに関心がありました。

大学2年生の頃に立ち上げたジェンダーに関する学生団体がありましたが、社会的な活動だったこともあり、自分たちの活動に価値が見いだせなくなり滅入ることが増えて団体を畳んだ経験がありました。

その経験を通して、社会を変えたいと願ってもその気持ちを続けることは容易ではないこと、また気持ちが続いていたとしても行動を続けるのは容易ではないことを学びました。

そこでi.schoolではどのようにして仲間と共に同じ課題に取り組み、どのように考えると持続可能な活動ができるのかを知りたいと思っていました。

質問3:実際にi.schoolに入ってみて、どうでしたか?

i.schoolでは半強制的にプロジェクトをやりきらなければならない環境に身を置いたことで、やり切るためのマインドセットを学んだと言うよりも私はやり切ることができるんだ!という自信がついたように思います。

私が体験した7つのWSの中には、今思い返すと完全に楽しんでできたものもあれば、本当に終わるのか不安になったものもあったように思います。しかし、結果的に「通年生を修了できた」と言う事実は私に自信を与えてくれています。

また、学びの中でプロジェクトを継続させるためには周りの環境がとても大切であることを感じました。わたしはi.schoolの通年生や公募生、企業枠の方、*DP(ディスカッションパートナー)の皆様、スタッフの方々、先生方全ての皆様がいらっしゃったからこそやり切ることができたと思っています。

もう辛いよーわかんないよー行きたくないよーって思う日でも「皆んなに会いたいし行くかー」と思うことでi.schoolへ行き続けることができたので、仲間の存在は大きかったです。

また、議論の中でも同じ事象をもとに考えているにもかかわらず違うアイデアが浮かんだり、反対に異なる思考回路を辿っているにもかかわらず同じ答えに辿り着いたりと、メンバーの考えに大いに刺激され、自分の思考を止めずにいることができました。周りの人と支え合い、刺激し合うことがプロジェクト継続に必須であると感じました。

*DP(ディスカッションパートナー)とは
i.schooでは,通年プログラムのワークショップ議論をサポートする役割として,前年度以前の通年プログラム修了生をディスカッションパートナー(DP)として各チームに配置する制度を設けています.
ファシリテーターよりも近い存在として,一歩先を行くDPがいることによる通年生の学びとなるだけではなく,DPにとっての通年プログラム以降の学びの場としても機能しています.

最後に一言!

本当に楽しい1年間でした!わたしと関わってくださった全員に感謝します。これからもよろしくお願いします!

i.schoolとは

i.schoolは、東京大学 社会基盤学専攻教授・堀井秀之が2009年に始めたイノベーション教育プログラムです。社会の価値観を塗り替えるイノベーションを本気で起こしたいと考える学生が、アイディア創出法を体系的に学びます。単位も学位も出ませんが、毎年優秀な学生が幅広く集まっています。修了生は200名以上にのぼります。


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