i.school / JSIC

2009年に東京大学で始まったイノベーション教育プログラムです。社会的課題を解決するア…

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2009年に東京大学で始まったイノベーション教育プログラムです。社会的課題を解決するアイディア創出法に焦点を当て、人間中心イノベーションを体系的に学んでいきます。2017年度に東京大学から独立し、全国の学生のみならず社会人に向けてより開かれた教育活動を目指しています。

マガジン

  • i.school2024通年プログラム参加レポート

    i.school2024通年プログラム参加レポートです。

  • 【i.school検定1級】ワークショップ実施レポート

    i.school検定1級認定者が執筆した「ワークショップ実施レポート(論文)」を掲載しています!

  • イノトーク

    イノトークレポートです。

  • 通年生/修了生への3つの質問!

    i.schoolの通年プログラムに参加している通年生、あるいは修了した修了生の生の声をお届けします。i.schoolにはどんな人が参加しているのか、そしてどんな考えや思いを持っているのかなど気になる方はぜひのぞいてみてください。

  • i.school2023通年プログラム参加レポート

    i.school2023通年プログラム参加レポートです。

最近の記事

【2024WS4振り返り】学生ワークショップ参加レポート

6月25日, WS4の振り返り会です. まずは「WS4での学び」, 「チームで発生した困難や障壁とその原因・理由」,そして「次のワークショップで心がけること」の3点について各チームにて振り返りました. 私が所属するチームでは次のようなリフレクションが得られました. WS4での学び ・プロトタイプを作る事でそれぞれの頭の中にあったイメージを具現化出来て, 相互に認識の齟齬を減らす事が可能となる. ・WS4では時間配分が厳密に決められていたり, カードが与えられた上でそれに紐

    • 【2024WS4DAY2】

      DAY2ではデザインシンキングのうち主にプロトタイピングとテスト検証を行いました。初めに、ウォーミングアップとしてそれぞれがお題に合わせて人間拡張できるプロダクトのプロトタイプ作成を行いました。私は「目・視覚」を拡張するために、紙と針金で右目で後ろを見ることができるデバイスを作りました。 みんなで童心に帰って工作をするのは面白かったと同時に、アイデアを簡単な形にする重要性を学びました。 ウォーミングアップ終了後は、各チームで先週考えた2つのアイデアから1つを選び、プロトタイ

      • 【2024WS4DAY1】

         第4回ワークショップが始まりました。  ワークショップ4は東京大学DLXデザインラボの方々がファシリテーターとなり、東京大学駒場キャンパスで開催されました。今回は各グループに与えられた家電をもとに、ディスラプティブなイノベーションとなるアイディアを考えるという課題で、初日はドローイングという手法で考えをを絵に起こしていく作業を行いました。  短い時間で強制的にアイディアを出していく作業は、普段の論理立てて考えるワークショップとは違い、とても斬新な取り組みとなりました。最

        • 【2024WS3振り返り】学生ワークショップ参加レポート

          WS3の振り返り会をしました。 ① WS3に関して得た学び・発見など ② チームでの振り返り、良かったところ・より良くできたところ ③ WS3を通して「自分自身」が、次のワークショップや活動に活かしてみたいこと の3つのテーマで振り返りました。 今回は、未来のインフラに関することを考えたということもあり、私たちの班ではよく抽象度の高いことを議論することが多く、よく認識のすり合わせをしたり、疑問に思ったことなどをよく質問したりする場面がありました。その議論は長く続き、アイデア

        【2024WS4振り返り】学生ワークショップ参加レポート

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        • i.school2024通年プログラム参加レポート
          20本
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          39本
        • Innovation Quest
          10本

        記事

          【2024WS3DAY4】学生ワークショップ参加レポート

          日立製作所とのワークショップも最終日を迎えました。ワークショップのテーマは「2040年地方都市における、インフラサービスのデザイン」。 これまで社会を動かすきざしを起点にして、時系列に未来の可能性を投影し、探索してきました。最終日は、日立製作所 中央研究所を舞台に、予見される未来において求められるサービスやシステムのプロトタイピングを行いました。 議論の雲行きは怪しい。何かつかみどころのない未来を、つかみどころのないインフラデザインによって表現する必要があります。 限ら

          【2024WS3DAY4】学生ワークショップ参加レポート

          【2024WS3DAY3】学生ワークショップ参加レポート

          DAY3の到達目標は、前回のWSを踏まえ「社会の変化」と「生活者の変化」を言語化し、設定したリサーチクエスチョンに対する「仮の答え」として未来の社会像を明文化することでした。また、前回同様、事前課題としてPESTカードの追加作成がありました。 しかし、今回はとにかく量を増やすのではなく、Day2で各チームが決めた未来の方向性を補強する観点で追加することに重点が置かれていました。 DAY3では、前回の議論の振り返りからスタートしました。1週間も間が開くと忘れてしまっている部

          【2024WS3DAY3】学生ワークショップ参加レポート

          【2024WS3DAY2】学生ワークショップ参加レポート

          DAY2ではDAY1で各チームが定めた「2040年における○○はどうなっている?」というリサーチテーマを元に、PESTカードを作成するというのが事前課題でした。 PESTカードとは、Politics・Economics・Society・Technologyの頭文字を取ったもので、政治・経済・社会・技術の4分野での未来における変化を参考資料を用いて分析するものです。 DAY2では、まず事前に各自が提出したPESTカードをもとに地方都市の未来について議論しました。そしてPES

          【2024WS3DAY2】学生ワークショップ参加レポート

          【2024WS3DAY1】学生ワークショップ参加レポート

          今回のワークショップは、日立製作所の研究開発グループ・デザインセンタの方にファシリテーションしていただきました。 テーマは「2040年の地方都市におけるインフラサービスをデザインする」です。私たちの未来の生活は、輝かしいだけではありません。技術の発展による明るい未来が想像される一方で、かつてない人口減少という避けられない問題があります。 高度成長期に人口増加を前提として整備されたインフラは、人口が減少していく未来では、今までとは異なる管理が必要です。今回は、人口減少が進む

          【2024WS3DAY1】学生ワークショップ参加レポート

          【2024 WS2振り返り会】

          【2024 ws2振り返り会】  振り返りの前半では「ws2で得た学びについて」各班1.チームとしての感想2.フィールドワークについて3.ワークショップについてという三つの観点から分析しその後全体で共有した。 自分たちの班では、それぞれの視点について 1.楽しい合宿だった。自分たち役割分担を明確にしたことや効率的に発表まで繋げられた。 2.「発表へのフィールドワークの活かし方には不十分な点があったのではないか」という意見が多かった。インタビューをするからこそ得られる要素があり

          【2024 WS2振り返り会】

          【2024WS2DAY3】

          【2024WS2DAY3】  WS2もついに最終日を迎えた。最終日は発表前に30分間の準備があるだけで、すぐに発表となった。  各グループは準備を終え、遂に最終発表に臨んだ。4つのグループは「摘果された若桃」「ハーブ」「ワインパミス」「森林」と、山梨ならではの地域資源を活用したアイデアを発表した。各グループが見つけた山梨の地域資源には、私たちの班では話にも出なかったものもあり、興味深かった。今回の発表で特徴的だったのは、スキットを入れるという指定があったことだ。各班はスキット

          【2024WS2DAY3】

          【2024WS2DAY2】

          【2024WS2DAY2】 WS2の2日目を迎えた。 2日目は①事例分析②地域資源のリサーチ③アイディア発想、評価、選択 ④総括的分析⑤再試行、準備⑥中間発表⑦準備の流れで、東京大学山中寮内藤セミナーハウスでワークショップが行われた。  ワークショップの前半は、昨日訪問させていただいた「Obina Brewing & American Cafe」、「大北農園」をはじめ複数のローカルアントレプレナーの行動特性や事業の仕組みを分析し、アイディアを生み出すための重要な要素を抽出した

          【2024WS2DAY2】

          【2024WS1イノトーク】

          【2024WS1イノトーク】  WS1の前哨戦として開催されたイノトーク。「熟達者AIの開発とアイディア事業化の哲学」を題に堀井先生からi.school流のアイディア事業化手法がプレゼンされる。  熟達者AIは、生成AIの活用が当たり前になる未来における教育において、体験価値の増加、著作権の重要性倍化などの社会的変化から導き出された解である。熟達者の考えや、アイデア、評価を自動化し、熟達者からの学びを自動化、つまりイノベーションの民主化を図るものとして理解できる。 堀井先生の

          【2024WS1イノトーク】

          【2024WS2DAY1】

          【2024WS2DAY1】  待ちに待った2泊3日合宿形式のWS2が始まりました。  合宿前に遅刻しないよう再三言われたおかげで、誰一人遅刻せず合宿を開始できて、一安心です。甲府駅に集合した後はみんなで貸切バスに乗り、1つ目のインタビュー先である「Obina Brewing & American Cafe」に向かいました。  ここではクラフトビール作りに取り組むDavidさんからお話を伺い、Davidさんが抱いている地方の課題意識や、クラフトビール作りを行うまでの苦労などを知

          【2024 WS2事前学習会】

          【2024WS2事前学習会】  明後日に控える2泊3日の山梨合宿の事前学習会がオンラインで行われた。 山梨合宿では「ローカルアントレプレナーとして地域資源を活用したアイデアの創出」を行う。はじめに今回のWS担当の安藤さんから「合宿のしおり」を見ながら確認事項が話される。 「遅刻は厳禁。アメニティはないから持ってくるんだよ!」 真剣な顔をして聞くみんなだが、どこか期待やワクワクが隠せない。そんな顔をしていた。  次にチームに分かれて事前に調べていた山梨の環境や風土、歴史につい

          【2024 WS2事前学習会】

          【2024 WS1振り返り】

          【2024 ws1振り返り】 4日間にわたるWS1の振り返りを行った。 中心テーマは以下の2つだ。 ・今回の学び ・次回のWSで行いたいこと 1)今回の学びについて ①私の学び  私個人の学びとして、アイデアの総括的分析とプロセスの再設計をすることが一番の学びであった。その理由として、どの時点の議論が間違っていたかを発掘し、それを踏まえもう一度良い議論をするためのプロセスを構築するからだ。 ②チームの学び  私自身はws1のday3,4には参加できなかったのだが、チームは言語

          【2024 WS1振り返り】

          【2024WS1DAY4】

          【2024WS1DAY4】 この日はWS1の最終プレゼンが行われた。9時40分に会場に入ると、すでに他のチームは全員揃っており、黙々と作業を進めていた。このプレゼンにかける彼らの強い思いが感じられる。 定刻の10時から30分ほど時間を与えられ、最終調整を行う。スライドを直すグループ、意思統一を行うグループ、時間を計測するグループなど取り組みは様々だ。 WS1のテーマは生成AIの活用で、各チームは、「認知症における生成AIの活用」「話しながら、生体・感情・言語情報をもとに言葉や

          【2024WS1DAY4】