売上計画をやめました!

久々に書きますね。

実は、タイトルの通りですが、弊社は2019年くらいから年間の売上計画、月度計画を辞めました。2019年以前は月度の数字を前年比と計画比で追いかけ、期末の数字をやり上げて決算がどうなるかとびくびくしていました。

でも2019年から売上計画を辞めました。

理由は、3つです。

1.自社ブランドが育つとともに売上を作るのではなく、必要とされる量が増えてキチンとブランドを育てたら当たり前のように売上が上がることを実感した。

2.国内1億2000万人に対しての商売から、海外からのオファーも増え、町工場の規模の弊社のターゲット人口はもはや10億人超えであることを知った。

3.SDGsやサステナブルが世の中で重視される中、意味がない製品(必要とされない、もしくは売上を作るための製品)を作ることは自分たちの時間や資源を無駄にすることに気づいた。

今まで、決算で黒字になるかとか、前年比で売上が超えたかとかばかり追われ、決算日では達成感を感じても翌日はまた新たな期がはじまると憂鬱なものでした。それは、売上・利益のために仕事を回しているからであって本質的に意味のある仕事とはいえず、結果からの達成感はあっても日々のやりがいはきっとなかったんです。

何のために、自分たちの大切な時間を使っているのか。。。

自社ブランドのNISHIGUCHI KUTSUSHITAをはじめて劇的に変わったことがあります。それはコンセプトの”はくひとおもい”の実現、それが自分たちがモノづくりをする意味であること、そしてそれを必要としてくれる小売店、消費者にとって私たちは存在意義があることに気づきました。

今は、会社のビジョンは”一日を変える靴下”を作り続け、国内外の消費者に圧倒的な感動を与えること。靴下、素材に向き合い続ける自分たちだから見える圧倒的にディープな世界観をブランドを通して届ける。そこには、圧倒的な驚きや靴下自体の知覚が変わるかもしれない感動があるかもしれない。

それが今では、国内だけではなく海外にもとどきたくさんのメッセージをいただいる。

そうなると、年間の売上、月度の売上計画なんて全く要らない。むしろ、自分たちのビジョンやパーパスを実現できるように毎年一歩一歩前進できているのか。それだけになりました。

ブランドを通して、消費者に価値を届け、働き手の暮らしも豊かにする。それは、消費者にとっても働き手にとっても意味のあるものづくりだと思います。

来年は、1年半後に社長交代をひかえ、今後の中核を担う人材を募集します。今まで雇ってほしいと声をかけてもらって雇用することが多かったけど、今回はキチンと会社のミッションに遣り甲斐を感じ楽しめる人材と出会えたらと思います。

さて、12月28日からマイナビ転職でオープンなのでドキドキ(笑)

以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?