見出し画像

210216:世界が終わる夜に

2021年2月16日。晴れのち雨。

気づけば日付が変わっていた。今後もしばらくはこれくらいの時間に更新するのだと思う。

何について書こうかたくさん考えてたし、いろんなテーマで書き進めてみたけれど、めちゃくちゃ難しい話になってしまってまとめきれず、結局こんな時間の更新になってしまいました。
こんな時は今まで弾き語り動画でカバーしてきた曲について語ろうかと。

今日はチャットモンチーの「世界が終わる夜に」について。

チャットモンチーを聴き始めたきっかけは、昔好きだった人がオススメしてくれた曲がチャットモンチーの曲だったから。青いねぇ。
その人は「声が好き」と言って聴かせてくれました。シャングリラかヒラヒラヒラク秘密ノ扉のどちらかだったと思う。どっちもかも。

失恋してからチャットモンチーのことを急に思い出して、思い出を噛み締めるように何曲か聴いていくうちに、私もいつの間にかその声の虜になっていきました。

そして、完全に心を掴まれた曲がこの「世界が終わる夜に」。

チャットモンチーの曲は、女の子ならではの歌詞や曲調がほどんどの中、このタイトルだけは異質でした。

そしてこの曲を聴いた時、「こんなに深い曲があったんだ」と。

"私が悪魔だったら こんな世界は作らなかった"

サビのこの歌詞に感動したのを覚えています。
1番の歌詞は「私が神様だったらこんな世界は作らなかった」と言っているのに対して、2番にこの歌詞。
自分が地獄を作ることは想像したことなどなかったので、とても衝撃を受けた歌詞です。

一般的には善とされる「神様」と、一般的には悪とされる「悪魔」。
天国にも地獄にも、善にも悪にも、どちらにもなりきれない宙ぶらりんの世界。
この曲に出てくる"空っぽ"という言葉は、こんな世界で何も知らないふりをして、笑って生きている自分や人に対して皮肉を言っているようで。

ああ、この世界はもうすでに終わってしまっている。と気づいた時、この曲のタイトルの意味が理解できた気がしたのです。

私の青春と呼ばれる時代に君臨していた伝説のガールズバンド、チャットモンチー。
もう今は3人の演奏は聴けないけれど、彼女たちの残してくれた曲たちは本当に素晴らしいものばかりで、私と同世代のギタボ女子は必ず一度はえっちゃんに憧れたと思ってる。

もちろんこれは個人的な見解なので、気になってくれた方や懐かしい気持ちになった方は本家を聴いてくれ。

チャットモンチーは良いぞ。おやすみ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?