電子書籍を出版して見えたもの
2024年4月30日、念願の電子書籍を出版しました!
2024年の1月時点。じつは、本当に電子書籍出版ができるとは思っていませんでした。
それなのに「念願の……」という矛盾。
生きていると、人間は矛盾と葛藤の繰り返しで、自分の心すら平気でごまかせるようになってきます。
傷つきたくないから、見えていない、聞こえていないフリをする。
心の奥の部屋に隠し扉を作って、フタをしている感情は誰にでもありますよね。
いっけん、格好悪い生き方に見えますが、じつに人間らしくて……私は嫌いではありません。
順風満帆の模範的な人生。
きっと、そのような人生を歩んでいる人はいないと思います。
仮にいたとして、はたしてその人生は面白いのでしょうか???
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電子書籍を出版し、友人や知人、SNS上で告知しました。
日ごろから「人付き合いが得意」とはいえないわたし。
ところが、予想以上にあたたかいメッセージをいただき驚きました。
その多くは、ライティングコミュニティの同期や先輩方です。すでに電子書籍を出版されている方や、まさにこれから出版されようとしている方々まで。
また、お仕事をいただいているクライアントや、本の表紙イラストやデザインに携わっていただいた方など。
「みんな優しいなぁ……」
人の優しさほど、心に沁みわたるものはありません。
おそらく「順風満帆の人生を過ごしてこなかった人ほど、人に優しくできるのではないか」そのように感じます。
大変さ、辛さ、痛み、悲しみ、苦しみ……
ともすると、ネガティブワードにしか思えない感情は、その人次第で別のものに変換させられます。
共感し、人に寄り添える力に。
今回いただいたメッセージの裏には、もしかすると人知れず苦労されたり、辛く悲しい経験をされたり、そのような過去があるのかもしれません。
寄り添っていただき、応援していただき、ありがとうございました。
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話は切り替わりますが、出版連絡をした故郷の友人からメッセージが届きました。
まさに今、職場のハラスメントに悩み、転職を考えていた矢先だったそう。
「ありがとう」のひと言が響きました。
悩んで、苦しんでいる環境を、わたしには変えられません。
でも、なんとなく「気持ちをふわりと軽くするきっかけ」くらいにはなるかもしれない……
そのような思いで、必要としている人の元へ届け、届けと願いを込めて書いた本です。
大切な友人が必要としていたタイミングで届いたことが嬉しくて、心の底から「書いてよかった!」と思えました。
必要なものは、本当に必要としている人の手元へ届くように、神さまがコントロールしているのかもしれませんね。
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