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華やかな香りの普通酒を試飲

先に紹介した、菊正宗の「しぼりたてギンパック©」という日本酒を飲んでみました。ギンパックは、パック詰めの普通酒で、参考小売価格(税抜き)は900MLで748円、1.8Lで1480円です。

あいにくスーパーには1.8Lサイズしか売っていなかったのでもっと小さいサイズがないかと探したら、コンビニにワンカップサイズ(約200円)があることを発見しました。
「しぼりたてギンパック」ならぬ「しぼりたてギンカップ」ですが、中身は同じです。

フタを開けた瞬間にバナナのような華やかな香りが漂い、まさに大吟醸酒に匹敵するほどの香りで驚きました。これで大吟醸よりも安い価格なのはすごいと思います。

大吟醸は米を50%以上削る、いわゆる高精米酒です。高精米になるほど技術力も必要になり、でき上がる清酒の量も少なくなるので値段は高額になります。

「日本酒の科学」より抜粋

一方、このお酒は“普通酒”であり、米はあまり削っていない、いわゆる低精米酒の一つです。今までは米を磨かなければ出せなかった“香り”を普通酒でも引き出せたことが、クオリティの高さと安さを両立させているのでしょう。

「独自に開発した新酵母を使用することで、豊かな吟醸香を普通酒に残すことに成功。しかも、香気の元となる化学物質(カプロン酸エチル※)の含有量は、ほかの銘柄の大吟醸酒に匹敵するほど。」というPRは伊達ではありません。

ちなみに、華やかな香りの化学物質、カプロン酸エチルにはリラックス効果がある事がわかっています。ストレス発散にも役立つと思います。

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