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お酒の適量について(2); アルコール血中濃度と「酔い」の状態との関係

先に紹介したように、お酒の適量は1日あたりアルコール約20g以下と推奨されていますが、”アルコール血中濃度”も適量を知る上で有効な方法の一つです。

実は、お酒が楽しく健康的に飲めるとされるのは、アルコール血中濃度0.1%程度までと言われています。

さらに、アルコール血中濃度によって、「酔い」の状態が6段階に分けられています。下図によると、「アルコール血中濃度0.1%程度まで」は、【ほろ酔い期】の段階まで、と言えることになります。

ちなみに、アルコール血中濃度(%)は
[飲酒量(ml) × アルコール度数(%)] / [833 × 体重(kg)] で計算できます。

例えば、一般成人男性の平均体重を70kgとして、日本酒1合飲んだ時の血中濃度を計算してみると、
[180×15]/[833×70]=0.05% となり【ほろ酔い期】の前期で、血中濃度リミット0.1%の半分ですから理想的な量と言えます。
この式によると、日本酒2合で血中濃度0.09%になるので、一般成人男性は2合までは、一応大丈夫そうです。

ただし、小柄な人や女性の場合、体重50kgとして計算すると
日本酒2合飲むと
血中濃度[180×2×15]/[833×50]=0.13% となり<酩酊初期>
に入ってしまうので、やや飲み過ぎと言えます。

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