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着ロンドン

ロンドンでの生活が始まってもうすぐ一週間が経とうとしている。ロンドンに来た時の感覚を忘れたくないなと思った私の、生活面における感情の忘備録。


ハト

ハトが多い。日本の都会、言い換えると丸の内とか永田町に比べてハトが多い。割と人と車に慣れているようで、相当近づかないと動かない。日本のハトに比べて首筋が黒くて、且つ、全体的に太ってる。いい餌でも食べているんだろうな。

地下鉄とバス

どちらともロンドンの公共交通機関である。日本のバスや電車のクオリティに慣れているせいか、どうも運転が荒く感じる。そして、時間を守るという感覚もなさそうな様子である。因みに、地下鉄のホーム階と地上をつなぐエスカレーターには、段差表示のための黄色い線がないことに加えて、スピードがとてつもなく速く感じる。

タバコと大麻

歩きたばこをする人の数が多い。すれ違う時にたばこを吸われていると、瞬間的に自分の目の前が見えなくなる。受動喫煙という言葉を知っているのだろうか。そして、タバコのポイ捨ても多い。大麻の匂いというものを私は今まで知らなかったのだけれども、ロンドンに来て初めて知った。甘い匂いがする。

信号

信号の存在感があまりない。大きい道路でも、車がいなければ歩行者は横断していく。渡れそうだなと思ったら、信号が青になるのを待たずに渡っていくスタイル。

テムズ川

汚い。水が流れているというよりかは、泥水が流れている。黄河のように、自然的な要因で水が濁っているのか、人為的な要因で濁ったのか知らないけれども、ちょっと暇なときに調べてみようと思う。あんなに汚い川は初めて見た。

物価

渡英する前からわかっていたことではあるけれども、総じて高い。人件費が高いからだろうか。それとも、モノそのものが高いのだろうか。成城石井を毎日買う感じかな。会う人会う人、口をそろえてロンドンでバイトすれば、そこまで大変じゃなくなるというけれども、バイトを何もしたことがない私を雇ってくれるところがあるのだろうか。

美術館・博物館

日が沈みはしたけれども大英帝国。博物館、美術館の展示品は目を見張るようなものばかりである。驚いたことは、大英博物館しかり、ナショナルギャラリーしかりが無料で入場できることである。日本の国立科学博物館は入場料を取った上でクラウドファンディングをしているのに。この差はどこから生まれているのだろうか。

ナショナルギャラリーを訪れたとき、フェルメールの絵があった。2枚。フェルメールは30枚ほどしか作品を残さなかったため、多分この2枚が日本に来たら、それだけで展覧会を開催できると思う。そんな名画に人が群がるわけでもなく、ごく当たり前に置かれていて、なんとなく西洋を実感した。

今まで実家暮らしだった分、部屋の外には他人がいる状況にはあまり慣れない。トイレとシャワーを定期的に掃除することが嫌で、トイレとシャワーは共有の寮を選択したのだけれども、ちょっと衛生面での価値観が合わない人がいるかなといった感じだ。

気分的には

ああ、遠いところに来てしまったんだなぁと思いつつ、生活をしていかなきゃなぁと思ってます。



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