雑記 知識の消化と吸収

知識の習得はインプットとアウトプットが必要だと聞いた。(特にアウトプットが不足する傾向にあるので、アウトプットをすると良いらしい)

しかし、僕はその二つを意識するだけで良いのかを少し疑問に感じたので考えてみた。

インプットとアウトプットをするということは、一度情報を自分に通しているということだ。

自分が情報を知ったとき、情報を通じて自分の解釈や感想、過去の経験と照らし合わせた情報の補強などが成されていると想像できる。

食べたものを消化、吸収して自分に必要な栄養に変換するように、自分の中で情報を吸収して得られる物があると思うのだ。

だから、「アウトプットが大事!」と言って食べた物を吐き出すようなアウトプットをするんじゃなくて、「そういえば過去にこういう経験をしたな」とか、「知識って栄養の消化・吸収に似てるな」という自分が感じたことを伝えることができれば、自分にとっても記憶に残る情報になるし、相手にとっても少し面白い話になるんじゃないだろうか。

食べ物の消化と吸収は僕が意識しない範囲で働いてくれているから忘れがちだが、僕が生きていく上で欠かせない働きである。

情報を知る(=食べる)ことばかりを考えて、消化と吸収に目を向けないのは働いている彼らに申し訳ない。

情報に対する心の反応や感想を楽しみながら勉強をしていきたいと、そんなことを思った。では。

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