酒の飲み始め
酒は昼に飲んでも夜に飲んでもいいもんだね。
ドワーフブロスの飯酒盃ゴーゼです。
今じゃ年がら年中飲んでばっかりの俺だが、実は飲み始めたのは成ドワーフになってしばらく経った頃からだった(多分110歳ぐらい)
実際に最初に飲んだの自体は成人式後の友人らとの宴だったのだけど、酒が美味しくなくてね。
ビールとはこんなに口に合わないものか!?とかウーロンハイってなんか甘ぇ…。とか、妥協してお茶割りなんかを飲んでいたよ。
その後働き出すと、飲み会なんかも増えたり、やけ酒なんかもしてみたり、徐々に身近な存在になっていったよ。
その頃には「よくある酒」であれば大抵飲めるようになっていたけど、あまり強くは無かったね。
例えば3杯も飲めばとろけちまって、4杯飲めば二日酔い確定だ。
こんな感じで1人か小規模でしか飲んでいなかったんだが、ある日、観光地を歩いていてそいつに出会ったんだ。
オクトーバーフェストだ。
驚愕だった。
噂には聞いていたが、特に興味は無かったから目にしたのは初めてだった。
こんな大規模な会場で、開催されている大宴会だったとは。
入り口から覗いてやると、そこの奴らは全員が全員、何やらデカいグラスに色とりどりのビールを持って歩いている。
緑色のビールとか信じられるか?靴の形のグラスなんてあるかよ。
そして中央のクソデカテントからはこれまたクソデカ爆音でドイツ民謡と思しき音楽が流れている。
この質感、生演奏に違いない。
俺はすぐに友人(俺のXのポストにたまに登場するダークエルフの彼だ)に電話をして、お前はオクトーバーフェストに行ったことあるか?と尋ねた。
無い、と応えるので、すぐに来い!!思ったよりヤバイぞ!!と。
友人はその観光地から割と近い所に住んでいたので1時間足らずでやってきて、俺と同じように驚愕していた。
それから俺達は数時間、様々なビールを飲み比べ、知らん奴らと乾杯し、生演奏でまたまた知らん奴らと乾杯しながら踊った。
想像上でしか存在しなかったおもしろ体験が、そこに在った。
金はクソかかった。
この経験が俺に「いろんな酒がある」という楽しみを教えてくれて、今では立派な酔いどれドワーフだよ。
皆も酒祭りは体験してみるといい。
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