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【日本一周】 20日目 宮城県 『御釜』

2023/08/09

 こんにちは、伊左衛門です。今日も宮城県なのですがどういうわけか山を登ることになります。

 駐車場に車をとめて外に出ると、あたりは一面きりで真っ白。ほとんど視界を奪われながら快適すぎる気候に感謝する。5分ほど歩くと『御釜』が見えてきます。若干晴れた霧をかき分けて火山湖が織りなすエメラルドグリーンを目にする。

天気がよければ360度のパノラマビューを体験できるそうですが、あいにくもあいにく。観光客もけっこういました。

 ここで帰ればよかったのですが、どうやらこの山は登れそうです。そこに山があれば登るのが旅人だと私が言っていました。この決断が地獄を見せることなど露ほど知らずにです。
 山を登れば登るほど天気は悪くなり、防風に拍車をかける雨と時折鳴り響く雷が視界とメンタルを持っていきます。しかしながら私は山登りに対してかなりのメンタリティを持ち合わせているため、サンダルで苦もなくのぼります。ある程度登ったところに建物があるので入ると山小屋でした。初めて見ましたよ、なんかすごいですね。

いかにもな山小屋がありました。登山者のセーブポイントです。

 その後、強すぎる風を無視してさらに歩を進めていくと山頂らしき看板と神社が現れました。このとき悪天候指数は120でした。ここからの帰路はまさに地獄といっていいでしょう。景色を見ようにも終わってる視界と、行末を阻む暴風雨。それでも果敢に進み、雨も滴るいい男に成り上がったところで駐車場へと帰ってきました。いやー、たのしかったですね(ガクガク)。今からもう一度行けと言われればそれを言った人にグーパンチする自信あります。

ずぶ濡れ登山後に染み渡る「牛たんカレーパン」。

 以上で20日目が終わりました。登山は身を滅ぼします。あとサンダルで登らないこと。がち登山家集団と鉢合わせたときに危ないと言われました。そして1人の女性とお話しできました。人と話すと元気が出ますね。ではまた明日。

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