【株式投資】米国市場に手を出してみた【反省日記】

大掃除、やっと終わった。毎年、持ってて意味あるのかな、と思ってずっと手元に残しておいてた雑誌や書籍を思い切って捨てることにした今年の大掃除。毎年のように残しておいたまんまで、その都度買い足してたら、そりゃ保管するスペースが無くなって当然で、どこかで踏ん切りをつけなきゃいけなかった。買ったものを捨てることにそこそこのためらいはあったものの、いざ捨ててみたら、けっこう心が軽くなりました。部屋の中もスッキリしたので、思い切ってみるものだなと感じております。これからは保管スペースをほとんど要しない電子書籍で本を購入していこうと思っています。

それにしても、長い間ほったらかしてきたものが気づいたらここまで増えていた、というのは大掃除の時に限らず、遭遇するケースはけっこう多い。買った瞬間はものすごくちっぽけな量なのに、それを定期的に数年続けてだけで驚くほどの量になっている、て経験はそれなりにしてきた方は多いと思います。とっかかりはゴミの話になりましたが、これを自分の財産に当てはめるとなかなか素敵な話になると思います。

今回は株式投資のお話。普段は観光とグルメが生きがいで、映画とドラマばかり見ている吾輩ですが、実はその他の趣味に資産運用も含まれています。ていうか、メインの趣味はこっちで、しょっちゅうお金のことを考えています。仕事中も食事中も映画鑑賞中も。始めたのは3年前。ANAの株主優待券(フライト運賃が半額になるチケット)が欲しくなったことがキッカケで証券口座を開設。始めた年に初心者のくせに売買でそこそこのキャピタルゲインを獲得したことで気が大きくなり、一気に投資の魅力にハマっていきました。

そんなまだ3年しか経験のないペーペーの吾輩ですが、2018年は自身の投資スタイルを大幅に変えた年でした。それは何かというと、出資先を日本国内の銘柄から米国市場に移行したことです。それまでは国内の個別株を中心に出資先を探し、様々な資料やデータを目にしながら、ときには自分の好みや勘で出資先を決めてきて、投資を続けてきたのですが、いろいろ調べていくうちに今年の春くらいから、あることに気がつき始めました。

「あれ?米国市場に出資してれば、そうは負けないし、リターンも大きいんじゃね?」

株価の値動きがやや激しい日本市場では、売買をうまくやっていけば短期で大きなキャピタルゲインを獲得できるのですが、裏を返せば、買うタイミングが摑み取れない現象に悩むことが頻繁にありました。今が底なのか、それとも高値掴みになるのか。ビギナーズラックで味をしめ、キャピタルゲインを狙いを定めていた吾輩ですが、途中からいつ買っていいのか悩みたくなくなっていき、キャピタルゲインではなく、インカムゲインを重視したスタイルで銘柄選定を行なうようになりました。高配当銘柄は比較的値動きが抑えられてる印象がデータからも伺え、万が一、高値掴みになっても、定期的に割り当てられる配当の存在が、少しくらい株価が落ちたとしてもどっこいどっこいだと、心に余裕を持たせてくれる材料になりました。そのため昨年あたりから配当利回りが3%以上を絶対条件に個別株の売買を行なってきました。

するといつかは気づくんです。配当重視のスタンスなら米国株の方がメリットが大きいことに。株式売買のほかに、確定拠出年金で投資信託を買っていた吾輩は米国株に特化した商品の運用成績の優秀さにまず目がいき、そこから米国市場のリサーチを開始。市場規模や将来性も含めて日本市場との比較を行なってきた結果、こりゃ日本は米国に太刀打ちできんな、という思いを強くしました。そのため、今夏から投資先を米国株中心にチェンジ。まだ保有している日本株はあるものの、それらも利益確定で売りさばいた後は、米国株への出資金にするつもりで、今夏以降は日本株への新たな投資は行なっておりません。

ということで、米国株に狙いを定めた吾輩ですが、成績優秀の米国株に投資するにあたって、まず最初に考えたことが米国以外の国が世界の覇権を握った場合のリスク管理でした。米国株を信じて米国株に投資するって言ったのに、いきなり米国を疑うんかい!と言われたら返す言葉がありませんが、基本的に長期保有でリターンを増やしていくスタイルで考えたときに、数十年先のことも見据えなければなりません。米国株が数十年先も世界の覇権を握ったまま、という可能性が高いと踏んだ一方で、そうじゃなかったときの備えを最初に行なっておけば、安心して米国市場に出資を続けられると踏みました。

そこでまず投資先に選んだのが個別株ではなくETFです。どの商品かというと、バンガードトータルワールドストックETF(通称:VT)です。こちらの商品は米国株を中心に世界中の株式市場を投資対象とした商品で、この商品一つの購入で世界分散投資が可能となる万能商品です。先進国、新興国の両方の市場がカバーできているため、米国以外の国が覇権をとったときでもその恩恵を得ることができます。ただ米国が覇権を握り続けたままだと、分散投資しているだけ、米国市場特化型商品に比べるとリターンはそこまで大きくならないので、よく言えば堅い、悪く言えば鈍い。あくまで平均点をとるための商品で、資産を多くしたい人にはあまり向きません。

まず保険の意味合いでこのVTを買いつけています。ドル転手数料が2銭/1ドルという驚愕の安さで知られる住信SBIネット銀行の外貨積立を利用して、そこで作ったドルをSBI証券の外国株式口座に振替。NISA枠を使えば、買付手数料が無料になるので、今年は1ヶ月に2株ずつの定期買付を設定し、出した運用結果が下記画像。

マイナスやんけ!

というのも年の瀬にかけて市場が大幅な急落となったため、このような結果になりましたが、数十年先のゴールから逆算すればまだまだちっぽけなもの。逆に開始年度でこのようなネガティブな局面が訪れてくれたことは、ひょっとすれば歓迎材料ともいえます(半分は強がり)。急落しているうちにそれなりの口数を仕込めれば、元の単価に戻ったとき、それがリターンに変身するものなので。だからあたふたせずにこのまま投資を続けていきます。

今後の展望ですが、まずVTの保有株数を100に乗せること。100株保有すればリターンが鈍くても四半期に割り当てられる分配金がそこそこの金額になるので。VTを100株に乗せたあとは本格的に米国市場に特化したETF、もしくは個別株に投資していく予定。なのであと85株を2019年中になんとか積立られればと考えています。なので毎月の外貨積立は思い切って6万円に増額して、7株ずつ定期買付をしていきます。

まずはVTで保険を作り、そこで不安を取り除いた上で米国株に集中投資。それがどのような結果をもたらすのか。わかるのは数十年後。それでも途中経過で検証を重ねながら、資産を増やしていけたらと思っています。その都度、経過報告しながらブレずにやっていきます。

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