見出し画像

まじで取り止めのない話です。

例年いた場所に居ないんです。行けなかった。くぅ。今年はいろんなことがありまして。
代わりにいろんなものと戦ってます。

最近見かけることが少なくなったフェイスシールドと防護具とはもう仲良しです。
日に日に身につけるスピードが上がるんですよあれ。
人間いくつになっても成長です。
ただ防御力の高いマスクで検温してると、これ自分の酸素飽和度の方が下がってんじゃないのかといつも思います。

また病院で治療ができない人が増えました。
救急車はいつまでも出発できません。行き先が見つかりません。
みんなちょっとずつぴりぴりします。自分だってぴりぴりします。
でも怒ってたって仕方ない、というか、ぴりぴりしてるとみんなに伝播するので、基本は努めてへらへらしてます。

大体の人は笑ってくれます。
ジャグリングも手品もバルーンアートも出来ないけど、気分はホスピタルクラウン。
たまにマダムに「そんなことより家に電話してよ」と怒られます。
多分マダムもご機嫌が悪いんでしょう。正月なのにおうち帰れないもんね。
諦めてくれるまでへらへら謝ります。

パーソナルスペースが30cmぐらいの人が居ます。自分より背が高い人だと正直ビビります。でも笑顔は可愛かったりするので、うっすい不織布とビニールの鎧で果敢に挑みます。
恐れと諦めと怒りとカラ元気で頭がせわしい年末です。

どんな言葉をもらっても、どんな言葉を浴びても、どんな光景を目にしても、平常心平常心。
伊達に運転適正試験で「ビビり」判定もらってませんよ。煽りが呆れるぐらいの安全運転。

まあだからって、嫌ならやめろやとか、外国ではマスクなんてしてねえぜなんて正面切って言われた日にゃあぶすくれますよ。
看護は使命じゃなくて労働だもの。
私は公的機関じゃなくてにんげんだもの。みつを。

省庁が出したお触れを守らなくても良いってんなら、客観的な根拠をおくれよ。
看護師は学生の頃に「根拠」ってトラウマになる程言われてるから割とシビアよ。

どこに向かって走ろうが、行動すること、あるいは行動しない選択をすることは素晴らしいことだから、
さらに一歩踏み込んで、今自分の選択が誰のためのものなのかを認識しておくとよりカッコ良いのではないかと思いました。

自分は、お金のために。
あと今のうちに仲間のために尽くしておいて、次の現場の時にどかっと休ませてもらえるように。
せこくない。せこくない。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?