見出し画像

医療DX,デジタルヘルス,医療AIの話題

以下は2024年12月15日の投稿です。
最新の投稿や古い投稿はアメブロでご覧ください
httpsameblo.jpmotomitsu1

★★もくじ★★

■医療機器
○PSP、画像診断支援AIに、骨経時変化の画像診断支援ソフトウェア
○Siemens Healthineers が医用画像 AI に MONAI Deploy を採用
○AIは「より多くの乳がん」を検出できる:米放射線学会の調査
○シーメンス、リアルタイム3D対応の心腔内エコーカテーテルを発売
○認知症の脳萎縮パターンを検出するAI研究
○パブコメ:超音波の減衰量を非侵襲的に計測し、肝臓の脂肪量を定性的に評価
○特許:画像診断報告書作成システム
○住友化学、日本メジフィジックスの全保有株式を英GEヘルスケアへ譲渡
○限界突破!「空飛ぶ手術室」が問いかける医療の近未来

■行政動向(IT)
○電子カルテ情報共有サービスの運用費用、保険者等に負担求める
○グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金 採択事業

■デジタルヘルス
○HAE患者予測AIモデルを京大病院の電子カルテデータで検証完了
○GE,慶應大学病院にてデータ駆動型病院オペレーション実現を支援
○医療AIの精度を高める新手法~少数派に弱いAIの弱点の克服~広島大学
○富士フイルム、下部内視鏡レポート作成支援ソフトウェア「AR-C1 Ver2.0」
○IOWN×tsuzumiを活用した医療文書作成支援AIによる医師の働き方改革
○がん、アプリで在宅問診 富大附属病院
○SB TEMPUSとがん研究会 医療データ「アダプタ」で基本合意、医療AI
○東北大とサスメド、統合型静脈疾患レジストリを構築

★★ここから各記事★★

○PSP、画像診断支援AIに、骨経時変化の画像診断支援ソフトウェア
https://minkabu.jp/news/4093356
PSPは、エムスリーAIと手掛ける画像診断支援 AI プラットフォーム
事業において、新たに骨経時変化の画像診断支援ソフトウェア
「Temporal Subtraction For Bone」の提供を開始します。
(みんかぶ 2024.12.11)

○Siemens Healthineers が医用画像 AI に MONAI Deploy を採用
https://blogs.nvidia.co.jp/blog/rsna-siemens-healthineers-monai-medical-imaging-ai/
北米放射線学会 (RSNA) の年次イベントで、NVIDIA は、Siemens
Healthineers が MONAI Deploy を採用したことを発表しました。
MONAI Deploy は、研究から臨床生産までのギャップを埋める
MONAI 内のモジュールで、医用画像処理の AI ワークフローを
臨床展開に統合する速度と効率を向上させます。
(NVIDIA 2024.12.11)

○AIは「より多くの乳がん」を検出できる:米放射線学会の調査
https://tabi-labo.com/310754/ai-assisted-mammograms-rsna
AIを活用したマンモグラフィー検査が、従来の方法に比べて乳がん
検出率を21%向上させることが示された。この研究は、北米放射線学会
(RSNA)の年次会議で発表され、AIが放射線科医の「第二の目」
として機能する可能性を示唆している。
DeepHealth社のチーフプロダクトオフィサーであるBryan Haslam氏は、
「AIを用いたレビュープログラムは、疑わしい所見がある女性に
対して専門家レベルのケアを保証する新しいワークフローを提供する」
と述べている。
(TABI LABO 2024.12.10)

○シーメンス、リアルタイム3D対応の心腔内エコーカテーテルを発売
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20241209-3081411/
シーメンスヘルスケアは、リアルタイム3Dに対応した心腔内エコー用
カテーテル「AcuNav Lumos 4D ICE」を発売することを発表した。
心疾患治療のための術中超音波ガイドには、経胸壁エコー(TTE)、
経食道エコー(TEE)、心腔内エコー(ICE)があり、そのうちICEは、
先端に超音波を送受信する素子を内蔵したカテーテルを血管内や
心腔内に挿入して心臓や血管を観察する手法である。
これはほかのエコー手法では描出しづらい領域も描出しやすく、
心臓の詳細な画像が必要な構造的心疾患治療での使用についても
注目されているとする。
(マイナビニュース 2024.12.9)

○認知症の脳萎縮パターンを検出するAI研究
※記事URLが送信時フィルタに引っ掛かりますので削除しております※
アルツハイマー病(AD)、血管性認知症(VD)、レビー小体型認知症
(LBD)などの認知症は、しばしば複数の病理が共存し、診断が困難と
なるケースが多い。この課題に対し、テキサス大学サンアントニオ校の
研究チームは、剖検前のT1強調MRI画像を活用した深層学習モデル
「DeepSPARE」を開発した。
(The Medical AI Times 2024.12.13)

○パブコメ:超音波の減衰量を非侵襲的に計測し、肝臓の脂肪量を定性的に評価
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495240269&Mode=0
厚労省は、超音波の減衰量を非侵襲的に計測し、肝臓の脂肪量を
定性的に評価するための情報を提供する場合の基準(案)」に関する
意見募集を開始した。期限は1月11日まで。
(e-Gov 2024.12.)

○特許:画像診断報告書作成システム
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202403006157662288
発明者: 鈴木 一洋 , 上田 和彦 , 小口 正彦
出願人/特許権者: 公益財団法人がん研究会
公開日(公表日): 2024年11月21日
【解決手段】医用画像を参照するリーディングワークステーションと
レポーティングシステムを備え、リーディングワークステーション上で
画像診断報告書作成に必要な項目をメタデータとして入力できるように
することで、視線を移動することなく、画像診断に必要な情報を
抽出することができる。
(J-GLOBAL 2024.12.10)

○住友化学、日本メジフィジックスの全保有株式を英GEヘルスケアへ譲渡
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/b90a9fe3927c6f0825fefb458ca8fba3214e137c
住友化学は、連結子会社である日本メジフィジックスの保有株式の
全てを、GEヘルスケア・テクノロジーズ・インク(米国)の子会社で
あるGEヘルスケア・リミテッド(英国)に譲渡することを決定した。
(M&Aニュース 2024.12.11)

○限界突破!「空飛ぶ手術室」が問いかける医療の近未来
https://tabi-labo.com/310700/wtg-pasona-natureverse
2025年、「Expo2025 大阪・関西万博」でSFのような医療体験が幕を開ける。
「パソナグループ」が医療機器メーカー「朝日インテック株式会社」と
タッグを組み、開発を進める「空飛ぶ手術室」。それは、遠隔医療の
未来を担う革新的な技術であり、医療格差の解消という大きな課題に
対する一つの答えになり得る。
(TABI LABO 2024.12.10)

★★★

○電子カルテ情報共有サービスの運用費用、保険者等に負担求める
https://gemmed.ghc-j.com/?p=64255
電子カルテのデータを患者自身や全国の医療機関等で確認可能とする
「電子カルテ情報共有サービス」が、来年度中に本格稼働することに
なる。その際、ランニングコストについては、国民に「より良い医療を
受けられる」というメリットがあることを踏まえて、「医療保険者等」
(健康保険組合や協会けんぽ、国民健康保険など)が負担することが
適当である—。
12月12日に開催された社会保障審議会・医療保険部会で、こうした
方針が了承されました。別途、医療部会でも審議を行い、年明け
(2025年)の通常国会に、医療DX推進関連法案として健康保険法や
医療法等の改正案提出を目指します。
(GEMMED 2024.12.12)

○グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金 採択事業
https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/saitaku/2024/s241212002.html
経産省は12/12、令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等
事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査:二次公募)」
に係る間接補助事業者の採択者を公表した。ヘルスケア関連は以下。
・エレコム:生活習慣病重症化予防プラットフォーム実現に向けた実証事業
・JMDC:インドネシア/ヘルスケアデータ分析を通じた医療費適正化及びビジネス高度化
・医療法人社団焔:ベトナム/労働者の健康管理及び健康経営普及実証事業(PHR)
・アルム:ブラジル・チリ/遠隔診療支援を活用したモバイルスクリーニング事業
・CROSS SYNC:ベトナム・フィリピン/救外・重症病床遠隔患者モニタリング実証事業
・泉工医科:インド/心臓疾患治療用バルーン(IABP)の普及と商業化実証事業
・モリトー:タイ/介護リフト・移動、移乗、歩行支援機器上市実証事業、など
(経産省 2024.12.12)

★★★

○HAE患者予測AIモデルを京大病院の電子カルテデータで検証完了
https://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/press/20241209.html
京大病院と日本IBM、遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム(DISCOVERY)は、
京大病院が保有する電子カルテデータを活用し、DISCOVERYと日本IBMが
構築した遺伝性血管性浮腫(HAE)患者予測AIモデルの有用性の検証を
京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院 医の倫理委員会の
承認後、2022年12月から開始し、その成果を本年9月に学術誌
「JMIR Medical Informatics」にて発表しました。
(京都大学 2024.12.9)

○GE,慶應大学病院にてデータ駆動型病院オペレーション実現を支援
https://www.innervision.co.jp/products/release/20250116
GEヘルスケア・ジャパンと慶應義塾大学病院は,2022年より導入された
コマンドセンターの活用を通じて,コロナ禍以前を上回る過去最高
レベルの経営指標を達成したことを発表した。また,GEヘルスケアは,
この成果を基に,病院運営におけるより包括的な活用を実現する
「アクティベーションサービス」の構築,同時に,国内でのAI開発の
拠点となる「Command Center VA(Virtual Assist)」
デベロップメントセンターの設立も決定した。
(INNERVISION 2024.12.11)

○医療AIの精度を高める新手法~少数派に弱いAIの弱点の克服~広島大学
https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/87712
広島大学 大学院医系科学研究科 放射線腫瘍学の岡宏貴大学院生、
河原大輔講師、村上祐司教授らの研究グループは、Radiomics解析を
用いた機械学習による予後予測において、医用画像の不均衡を補正する
技術を開発し、CT画像とPET画像を使用した頭頸部がんの再発予測において、
GNUSを利用し、データ不均衡によるAI予測精度の多数派への偏りを減らし、
さらに予測精度を改善することに成功しました。
(広島大学 2024.12.13)

○富士フイルム、下部内視鏡レポート作成支援ソフトウェア「AR-C1 Ver2.0」
https://www.fujifilm.com/fms/ja/news/322
富士フイルムは,AI技術を用いて下部内視鏡検査後のレポート作成を
支援するソフトウェア「AR-C1」の新バージョン「AR-C1 Ver2.0」を,
富士フイルムメディカルを通じて、提供開始する。
Ver2.0では,これまでフットスイッチで行っていた操作を,
医師の音声でも行えるよう機能を拡張した。
(同社ニュースリリース 2024.12.9)

○IOWN×tsuzumiを活用した医療文書作成支援AIによる医師の働き方改革
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20241209_01.html
NTT東日本は「医師の働き方改革」における課題の解決に向けて、
NTT東日本が運営する関東病院で、IOWN×tsuzumiを活用した世界初の
医療文書作成支援AIモデル活用による業務効率化を目的とした
実証事業を実施いたします。
(NTT東ニュースリリース 2024.12.9)

○がん、アプリで在宅問診 富大附属病院
https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/1601423#goog_rewarded
富大附属病院臨床研究開発推進センターは、スマホアプリを使って
がん患者の身体・精神状態を在宅で問診する観察研究を始めた。
医師や患者らの負担を軽減する富山県内初の取り組みで、臨床現場の
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める。
健康状態調査票(IPOS)を電子化し、来院しなくても遠隔地から
回答できるようにした。
(北國新聞 2024.12.11)

○SB TEMPUSとがん研究会 医療データ「アダプタ」で基本合意、医療AI
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=77589
ソフトバンクグループと米・Tempus AI, Inc.の合弁会社「SB TEMPUS」は
このほど、公益財団法人がん研究会と医療データの利活用を促進する
アダプタの導入で基本合意書を締結したと発表した。2025年以降の
がん研有明病院への本格導入に向けてアダプタの設計・開発に取り組む
方針。これにより、がん診療領域の個別化医療を加速させたい考え。
(ミクスonline 2024.12.11)

○東北大とサスメド、統合型静脈疾患レジストリを構築
https://www.jami.jp/hcit/
東北大学病院とサスメドは静脈疾患に関する複数の医療機器などの
使用成績調査を一元化し、製造販売後データベース調査に活用できる
「統合型静脈疾患レジストリシステム」を構築しました。
(日経新聞 2024.12.11)

★★★

いいなと思ったら応援しよう!