最新 医療介護 週間ニュースランキング(8/27~9/2)
はじめに
医療介護データ研究所の まじめな所長 です。
先週Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものをランキングとして紹介します。
先週の振り返りにぜひ活用ください。
第5位 医師の偏在解消に向けて、医師確保計画を検討 313imp
2024年から始まる第8次医療計画に向けた検討が進んでいます。
医療計画の中には、医療業界の未来を考えるうえで重要な様々な論点が盛り込まれますが、そのうちの一つが「医師確保計画」です。
医師の偏在解消に向けて、いくつかの案が検討されていますが、根本的な解決に繋がるイメージが持てません。医師の偏在解消には、まだまだ時間がかかりそうです。
第4位 ケアプランを事業所間でオンライン共有 391imp
介護業界では、毎月、利用者に関するたくさんのデータをやり取りしています。
しかし、介護ソフト間でデータの仕様が異なることで、十分にオンライン化の恩恵を受けられていない側面があります。
今回、居宅介護支援事業所のケアプランついて、異なるベンダーの介護ソフトであってもデータ連携を可能とするため、厚労省が示す様式をもとに、フォーマットやデータ形式等を規定した「標準仕様」が作成されました。
このような標準仕様が当り前となっていくことで、介護事業所の負担はグッと軽減されることと思われます。
今後の普及に期待していきたいですね。
第3位 6月人口動態統計速報、出生数6万人、死亡者数12万人 743imp
6月の人口動態統計速報では、月の出生数が6万人、死亡者数が12万人で、1月で6万人の人口減になったことがわかりました。
年間にすると72万人のペースで、過去最多を更新する見込みです。
日本は既に人口急減時代に突入しています。これから益々深刻化する人口減少に一人一人が向き合っていかなければいけません。
第2位 コロナ禍における地域医療情報連携ネットワークの活用 1,076imp
日医総研から「コロナ禍における地域医療情報連携ネットワークの活用」に関するワーキングペーパーが公表されました。
コロナ禍において、各地域で独自に構築している情報連携ネットワークが活用されていたようです。
コロナ禍では、日常業務に加え、感染防止対策をしながら感染状況の把握や報告、病床・入院先・転院先の確保、他施設・行政・自治体・多職種との情報共有など様々な業務を行わなければなりませんでしたが、こうしたネットワークの取組みが進んでいた地域では、それらの負担が他の地域に比べると低かったようです。
一方で、こうしたネットワークを維持するためには、運用費用負担の問題やセキュリティの問題に向き合っていく必要もあり、安定的に多くの地域が導入していくのは、難しい現実もあります。
第1位 6月医療施設動態調査、一般診療所は引き続き増加傾向 1,338imp
医療施設動態調査では、毎月、病床数や医療機関数が公表されます。
病床については、国による病床抑制のコントロールの影響もあり、継続して減少が続いています。
一方で、無床診療所については、特に国による規制はなく、毎月増加が続いています。
日本では急速な人口減少により、医療の外来需要は既にピークアウトし、減少局面になっています。しかし、無床診療所は増え続けており、いずれ、競争激化に発展していく可能性があり、注意が必要です。
先週の注目クイズ 887imp
解答はこちら!
おわりに
今日は、「医療介護 週間ニュースRANKING(8/27~9/2)」を紹介しました!
いかがでしたでしょうか。
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