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最新 医療介護 週間ニュースランキング(10/8~10/14)

はじめに

医療介護データ研究所の まじめな所長 です。

先週Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものをランキングとして紹介します。

先週の振り返りにぜひ活用ください。

第5位 2024年から開始、第8次医療計画の検討進む 294imp

2024年から始まる第8次医療計画に関する検討が進んでいます。

10月7日の検討会では、医療圏や基準病床数の考え方について示されました。

医療圏や基準病床数は医療計画改定に合わせて見直されます。一度決まると基本的に6年間は継続することになりますので、今後を決める重要な見直しになります。

医療圏は地域の医療を完結させる単位として使われ、基準病床数は病床数の上限規制の根拠として使われます。

第4位 経営環境は悪化、病院経営動向調査2022年9月 481imp

病院経営動向調査は、WAMが3ヶ月に1回実施している調査です。

病院に経営状況に関するアンケートを行い、経営状況について定点観測を行っています。

コロナの影響を受け2020年6月に大きく落ち込んで以降、徐々に経営環境は改善してきていましたが、2020年3月以降、再び、悪化傾向に転換しています。

新型コロナ第7波の影響や、コロナ長期化による財務体力の衰えが要因として考えられそうです。

第3位 AI問診ユビー、総額62.6億を調達 492imp

AI問診で有名なユビーが資金調達に成功し、調達額は総額で62.6億円になったということです。

ユビーのAI問診は確かに素敵なサービスで、AI問診を当たり前に使う世の中になったらいいだろうなと思わせてくれます。

課題になるのはマネタイズです。診療報酬は固定であり、システム導入して便利になっても、収益アップには繋がりにくいのが現状です。

一方で、便利なシステムにはそれだけの開発コストや維持コストがかかります。

便利なシステムをどのようにして普及させていけばいいのか、とても難しい課題です。

第2位 紙の健康保険証24年秋に原則廃止 498imp

紙の保険証が原則廃止になるという方針が政府から示され、大きく話題になりました。

この話は、マイナンバーカードの保険証利用の話が出た時から言われていたことではありますが、改めて政府から発表され、危機感を感じた方も多かったようです。

医療機関側では、システム導入が必要になり、その分の費用負担や、対応が必要になります。

24年秋頃というのは、期間的にも短く、医療機関側も早急な準備が必要になります。

昔ながらの診療所では、医師が高齢なこともあり、システム導入の対応が困難になることが予想されます。

また、コストについても一部補助金がでるものの、自己負担額も多く、資金的に余裕のない医療機関にとっても打撃です。

どこまでスピード感についていけるのか、今後の動向に注目です。

第1位 入院・外来・在宅患者の将来推計が公開 10,986imp

10月7日に行われた「第8次医療計画等に関する検討会」では、二次医療圏毎の入院・外来・在宅患者の推計が示されました。

最初に、年代を5区分に分けた人口動態を示し、そのうえで、そのような人口動態になった場合の推計患者数をシミュレーションしています。(2025年を100とした場合に、2030年、2035年、2040年ではいくつになるかを示しています。)

これまで、高齢化で患者は増加すると言われてきましたが、それは2025年までの話です。

2025年以降は、高齢者人口が減る地域が出始めたり、総人口の減少によるマイナスの影響が大きくなったりして、想像以上に患者は増えません。地域ごとの差も広がります。

あなたの地域でも、もしかすると患者減少地域かもしれません。ぜひ、資料を確認して見てください。

先週の注目クイズ 610imp

解答はこちら!

おわりに

今日は、「医療介護 週間ニュースRANKING(10/8~10/14)」を紹介しました!
いかがでしたでしょうか。
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