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データの二次利用が上手い人ほど優秀と言われる理由

はじめに

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おはようございます。医療介護データ研究所の まじめな 所長です。

毎朝30分で、その時に思ったことをコラムとして書いています。

今日は、「データの二次利用が上手い人ほど優秀と言われる理由」というテーマで書きたいと思います。

データの二次利用ってズルくないの?

なんでも「自分で全部やりたい!」って人は、どのくらいいるでしょうか。

私はその一人でした・・・。

子供のころは弟が、甘え上手で、人に頼って何でも上手くやってると、「あいつズルいなー」と思ったりしていました・・・。

でも、社会に出て、ビジネスの勉強をして、優秀な方達に出会うにつれて、なんでも自分でやるというのは、必ずしも良くないことだと分かるようになりました。

特に、データを扱う仕事においては、よりそのように感じます。

データには2種類ある

データには、1次データと2次データがあります。

1次データ・・・特定の目的のために新しく収集されるデータのこと。
2次データ・・・他の目的のために自己または他者が事前に収集しているデータのこと。

一般に、それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。

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事前に収集された2次データは、自分で収集するわけではありませんので、必ずしも必要なデータが手に入るとは限りません。

それでも、自分で新たに採取する1次データに比べると、大幅にお金と時間が節約できるメリットがあります。

スピードを求められる今の時代は、いかに2次データをうまく活用するかが問われている時代でもあります。

令和時代は使えるデータが溢れている

今は2次データのデメリットである必要なデータが手に入らないという問題も、かなり解消されつつあります。

多くの情報が発信されるようになり、欲しい情報が手に入るようになってきました。

博報堂さんの生活定点というサイトも面白いです。

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2年に一度、博報堂生活総合研究所が1,400項目のアンケートを行い、そのデータを公開してくれています。(2020年は更新年なので、今年の調査結果がリリースされるのが楽しみです)

例えば、こんなアンケートがあります。

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経年変化でも確認できますので、世の中の人の考え方がどのように変わってきているかを見ることもできます。

テーマも多岐にわたりますので、興味がある方は覗いてみてください。

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その他にも、

医療系の研究・調査レポートであれば、日本医師会総合政策研究機構のワーキングペーパーがあったり、

政府系の統計データであれば、e-statがあったり、

例を挙げればきりがないですが、様々なデータが公開されています。

これらをうまく活用できれば、お金も時間もかけずに、質の高いアウトプットを素早く行うことができます。

何かのデータを使いたいと思ったときは、まずは2次データを探してみて、それでも不足する部分だけ、1次データを集めていくようにできると良いですね。

おわりに

今日は、「データの二次利用が上手い人ほど優秀と言われる理由」というテーマで書きました。

先日、私も2次データのようなものを公開したところ、想像以上に大きな反響があり、驚きました。

多くの優秀な方たちが、2次データを活用しようと、日々、情報感度を高めているということをひしひしと感じました。

「データを誰もが活用できる世の中にする」というコンセプトで活動を始めたので、とても嬉しかったです。

これからも役立つ情報を発信していきますので、応援してくださる方はぜひこのnoteとTwitterをフォローいただけると嬉しいです。

それでは今日も良い一日を。

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