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最新 医療介護 週間ニュースランキング(9/3~9/9)

はじめに

医療介護データ研究所の まじめな所長 です。

先週Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものをランキングとして紹介します。

先週の振り返りにぜひ活用ください。

第5位 マイナンバー制度を活用した「医師・看護師資格確認、データベース化」にも期待 266imp

医師、歯科医師、薬剤師、看護師、リハビリ専門職種、介護福祉士、介護支援専門員などの22職種について、▼資格に関連する届け出(得喪など)▼就職に当たっての資格証明▼離職中の就業支援—に関して、マイナンバー制度(マイナンバー・マイナンバーカード)の利活用を進めていく方針が固められており、9月5日の医療部会には、その枠組みの大枠が報告されました。

https://gemmed.ghc-j.com/?p=49899

マイナンバーを活用したオンライン資格確認に注目が集まっていますが、「医師・看護師資格確認、データベース化」も期待していきたいです。

現在は、資格確認のために、免許証のコピー等を受け取る対応をしているかと思いますが、マイナンバーで管理できればより抜け漏れなく正確な確認が可能になります。

また、三師届を出している医師・歯科医師・薬剤師を除くと、どの程度の医療従事者が、どの地域にいて、働いているのか・働いていないのか等の公的データはないのが現状です。

マイナンバーでの管理が導入されることで、医療従事者の状況についてもより詳しく分かるようになります。

第4位 政府、75歳以上の保険料増検討 公的医療、高収入者限り 285imp

政府は近く、75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料を引き上げる検討に入る。収入が多い人に限り値上げする案があり、年内に具体化し2024年度以降の実施を目指す。高齢者が増えて現役世代が減る中、制度維持へ費用を賄うのが狙い。「全世代型社会保障構築本部」(本部長・岸田文雄首相)を7日にも開き、介護や子育てなど他分野を含め、負担と給付の見直し議論を加速させる。

https://nordot.app/938689774984871936?c=113147194022725109

全世代型社会保障の実現に向けて、後期高齢者の保険料が引き上げの方向で検討されています。

社会保障費に関して、現在は、負担は現役世代が担い、給付は高齢者中心になっているのが現状です。

全世代型社会保障では、現役世代と高齢者がともに負担し、ともに給付を受ける形を目指しています。

後期高齢者の保険料が引き上げは、取り組みの一つです。

大きく偏りのある今の状況を変えていくためには、後期高齢者の保険料が引き上げに留まらない改革が求められています。

第3位 Amazon、処方薬ネット販売に参入 中小薬局と患者仲介 399imp

米アマゾン・ドット・コムが日本で処方薬販売への参入を検討していることが分かった。中小薬局と組み、患者がオンラインで服薬指導を受ける新たなプラットフォームをつくる方向だ。利用者は薬局に立ち寄らずに薬の配送までネットで完結できる。店頭販売を重視する日本の調剤薬局ビジネスの転換点となる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA179IU0X10C22A8000000/

電子処方箋が普及していくことで、薬の配送事業も拡大していくことが見込まれています。アマゾンのように、ネームバリューもあり、配送機能も整っている企業が参入すると、大きく地殻変動が起きる可能性があります。

門前薬局中心の業界が大きな転換点を迎えています。

第2位 厚労省、ケアプラン事業所間共有の新システムを来年4月から本格稼働 745imp

厚生労働省は6日、「ケアプランデータ連携システム」について、来年4月から本格的に稼働すると発表した

https://www.joint-kaigo.com/articles/1313/

とのことで、介護事業所間でのデータ連携システムが来年度から稼働していきます。

介護事業所では、ある程度のIT化が始まっているものの、まだまだ紙での書類のやり取りや、FAXでの書類のやり取りが多いのが現状です。

業務負担軽減のためにも、IT化がもう一歩進むことを期待します。

第1位 2023年度厚労省予算概算要求は33兆2644億円、病床機能再編・電子カルテ標準化など 2,782imp

厚生労働省はこのほど、財務省に対して来年度(2023年度)予算の概算要求を行いました。労働保険などの特別会計を含まない一般会計は33兆2644億円を要求しており、これは今年度(2022年度)当初予算に比べて6340億円・1.9%の増額要求となっています。

https://gemmed.ghc-j.com/?p=49736

来年度の予算の概算要求が行われました。病床機能再建、医師働き方改革、電子カルテ標準化など、注目の検討事項について、予算案に盛り込まれています。

年末の予算編成過程で最終調整を行い、年内に来年度(2023年度)予算案が確定します。

今後の議論に注目です。

先週の注目クイズ 763imp

解答はこちら!


おわりに

今日は、「医療介護 週間ニュースRANKING(9/3~9/9)」を紹介しました!
いかがでしたでしょうか。
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