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医療介護業界の人が注目したニュースまとめ(6/7~6/13)

はじめに

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医療介護データ研究所の まじめな所長 です。

今日は、「医療介護業界の人が注目したニュースまとめ(6/7~6/13)」として、Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものトップ5を紹介したいと思います。

第5位 813imp

第5位は、四病協から2021年度予算の概算要求に向けて要望書を提出したという記事でした。

概算要求というのは、来年度の予算を決めるために各省庁から財務省に提出する要望書のことです。通常、8月末までに提出していますが、今年は新型コロナの影響があり、9月末まで延期される見込みです。

来年度の予算に関する、医療介護関連の要望は厚労省が取りまとめて、財務省に提出することになります。

そのため、今のうちに、厚労省に意見を伝えておこうということですね。

四病協から全11項目について要望を出しているようです。

(1)新型コロナウイルス感染症対策
(2)消費税への対応
(3)働き方改革への対応
(4)医療従事者の能力向上への対応
(5)介護施設・介護従事者への対応
(6)地域医療介護総合確保基金の拡充
(7)医療機関のICT化支援
(8)国際化への対応
(9)障害保健福祉の充実
(10)災害対策の充実
(11)調査研究の推進

第4位 874imp

第4位は、熊本地域医療センターから公開された院内感染の経緯に関する記事でした。

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クラスター感染が起きてしまった熊本地域医療センターですが、記事を見る限りは十分な対策を行っていたように思えます。

「休日夜間急患センター」に事前連絡なしで70代男性が駆け込んできた。医師の聴診ではぜんそく特有の音は聞こえず、インフルエンザ検査の結果も陰性だった。
男性は「(新型コロナの)PCR検査を2回受けて陰性だった」と話していたが、医師は「逆に疑わしい」とすぐに隔離室へ移して保健所に連絡。PCR検査の結果、午後9時に陽性と判明した。
40代女性看護師の感染が判明したのは1週間後の同18日。女性は隔離室などで男性の看護に当たったが、マスクにフェースシールド、ガウン、手袋と完全防備。~中略~。感染した看護師は「低リスク」だった。

にもかかわらず、クラスター感染が起きてしまったということで、改めて、クラスター感染を防ぐことの難しさが浮き彫りになりました。

第3位 1,098imp

第3位は、東京都練馬区で介護福祉職に1人2万円の独自給付金を支給するという記事でした。

練馬区の担当者はこの給付金について、「緊急事態宣言の期間中、練馬区では介護施設、障害福祉施設、保育園などに対し、活動を自粛するのではなく、できるだけ運営を続けるようお願いした経緯がある。そうした働きを労うためのもの」と説明した。

とのことです。

第2位 1,762imp

第2位は、透析患者の新型コロナによる重症化・感染拡大の懸念に関する記事でした。

日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会、新型コロナウイルス感染対策合同委員会が状況を取りまとめ報告したとのこと。

透析患者は糖尿病や高血圧症など合併症を有する高齢患者も多いことから、新型コロナで重症化のリスクが高い。加えて定期的な通院が求められるため院内感染のリスクもあり医療崩壊を招く可能性もある。このため学会は、無症状の透析患者に対するPCR検査の重要性を指摘している。

第4位の熊本地域医療センターの例にもある通り、院内のクラスター感染を防ぐことはとても難しい現状がありますので、たしかに、無症状だったとしても、重症化リスクの高い患者には、積極的にPCR検査を行っていく必要があるのかもしれません。

第1位 4,696imp

第1位は、BCGと新型コロナの関係に関する記事でした。

日本の死亡率の低さが注目されていますが、一説には、BCG接種率が高いことが関連しているのではないかと言われています。

どこまでわかっていて、どこまでわかっていないのか、大阪大の教授である宮坂昌之氏へのインタビュー形式でまとめられています。

ちなみに後編はこちらです。

おまけ 2,772imp

最後に、私が書いた記事のご紹介です。先週は、医療機関の市場調査レポートを公開しました。

別途公開している市場調査のためのデータセットを使って、実際に作ったレポートを公開しています。

よろしければ見てみてください。

おわりに

今日は、「医療介護業界の人が注目したニュースまとめ(6/7~6/13)」を紹介させていただきました!

ワイドショー等では、新型コロナの話題も少なくなり、日常に戻りつつあるように感じますが、医療介護業界の人は、毎日リスクとむきあっているからこそ、引き続き新型コロナに関する記事をよく見ているようです。

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それでは、また!

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