コロナに負けないぞ！　アイデアで乗り切る経営者たち

新型コロナウイルス の感染拡大で壊滅的な打撃を受けている観光業界。その中でも特に厳しいのが貸切をメインとするバス会社と旅行会社。ここ3〜４ヶ月は実質売り上げゼロに近い状況のなかで生き残りをかけて必死に試行錯誤を続けていらっしゃいます。そんな業界のど真ん中にいる私の友人知人の経営者仲間の皆さんはこの困難な状況の中でも前向きさを忘れず必死に頑張っています。実際、その前向きな取組の成果が実りつつあり、中には大手メディアから取材が殺到している企業もあるのです。この記事では頑張っている経営者仲間の皆さんをご紹介したいと思います。

１．日本初のオンラインバスツアー「コトバスツアー」

香川県琴平町に本社を置くコトバスグループ。タクシー、貸切バス、高速バス、旅行会社からなる同グループは香川名物のうどん店を廻ことができる観光タクシー「うどんタクシー」を運行する事でも有名。その他にもインバウンドに人気の秘境として有名な徳島県三好市祖谷へ高松空港からの路線バス「コトバス祖谷バレイ号」を走らせる（現在新型コロナウイルスの影響で運休中）などユニークな取り組みをする会社として注目されています。同社の楠木泰二朗社長は着地型観光の勉強会の仲間で同級生ということもあり、以前から仲良くさせて頂いています。