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等身大の自分で居られるかを料理で測る

私は料理をするのが苦手だ。

かといって、料理教室にも通っていたし、
一通りのコースを受けきったから上手くは無いものの特別下手なわけではないし、

感染症流行の自粛強化期間で外食がなかなかできなかったときは
まぁまぁ料理はしていたし、それなりに映えた出来栄えのものも作っていたと思う。

何が苦手なのかというと
他人も食べることを想定した料理を作ることだ。


そのことを綴ろうと思ったのは
上記まきおーるの記事を読んでとても共感したから。


私の場合は恋愛が本当に苦手で、やっとできた初めての彼氏が料理上手だった。
手際よく様々な味付けの料理をあっという間に数品作る。
どれもカフェや居酒屋で出します?という出来だった。

その上付き合うまでの経緯もあったり、
学歴もずっとすごくて専攻が同じなだけに知識量に大きな差を感じてしまい
私なんかと付き合ってくれているという引け目がものすごかった。
(いつか綴るかと思うけれども学生時代の影響で恋愛だけでなく学歴コンプレックスも拗らせている)

そんな彼に見合う女にならなければいけない。
無駄に完璧を目指そうとする癖が出た。

仕事終わりに疲れながらも
帰りに一生懸命メニューを考えて作ったものの

「こういう味付けにしたら?」
「これはこうの方がいいよ」

より美味しく作りたい気持ちもあるにはあったし、
私を思ってのことだとは分かっていても

そのときは「おいしいよ」の一言だけで良かったんだ…

それ以降、勝手にプレッシャーを感じて
料理のメニューを考えるところからしんどくなってしまった。
作れなくなった。


それから数年経ってもそれが治ってなかったし、
2つのコンプレックスも絶賛拗らせていた。

別の方とお付き合いを始めたばかりの頃、
私をもてなすために料理を手際よく作る様子を見て

「お前もこれくらいできるよな?」

と言っているようになぜか聞こえて
勝手にプレッシャーを感じて料理をするのが怖くなった。

この感情が他のことにも影響してやっぱり上手くいかなかった。


そして、今の彼とお付き合いが始まる。
コーチングで自分らしさがわかってきたということも相まってか

自分で料理を作って一緒に食べたい

と自然と思えて振舞うことができた。

「おいしい。作ってくれてありがとう。」

この人とならこれからも等身大の私で過ごせる。
そう感じた。

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