日本人として立派に生きた「山本幡男」さんの生涯
「寒い国のラーゲリで父は死んだ」
筆者:山本顕一
出版社:バジリコ
令和4年12月15日初版発行
みなさんは山本幡男さんという方をご存知でしょうか。南満州鉄道会社調査部に勤務していたのですが、敗戦前年の昭和19年7月に軍隊に召集されてハルビンの特務機関に配属され、敗戦によってソ連軍によってシベリアに抑留され、日本に帰ることなく昭和29年8月に亡くなりました。抑留されている間は、希望を失わず、同じく抑留されている方に対して、帰国(ダモイ)をあきらめないようにと鼓舞し続けた方