月尾いる

お腹が空いたらヤバいくらい元気がなくなる人間です。ASDと愛着障害持ち。愛着障害ゆえに…

月尾いる

お腹が空いたらヤバいくらい元気がなくなる人間です。ASDと愛着障害持ち。愛着障害ゆえにHSPのような症状が出ることも。できるだけ前向きな発信をしていければいいな、と思っております。

最近の記事

お風呂は敵じゃない。けどめんどくさい

22世紀の猫型ロボットが出てくるアニメのヒロインは、お風呂が大好きなことで有名だ。 私の子どもの頃の話なのでもしかしたら今は違うのかもしれないが、確か彼女はお風呂が好きな理由を「女の子だから」と言っていた気がする。 当時は多様性という言葉がなかったし、作中でも模範的なヒロインが言うのだから疑う余地などどこにもなかった。だから、「大きくなったら私もお風呂が大好きになるのかなぁ……」くらいに考えていた。 私にとってお風呂は重労働画像:Pixabay 月日が流れて大人になっ

    • コロナ禍でもないのに自主的に家にいる私

      コロナ全盛期だった数年前に、「コロナうつ」という言葉が流行った。コロナうつを引き起こす原因の1つには、生活の変化や家から出られないストレスなども含まれていた。「自粛」、「三密」という言葉も記憶に新しい。 コロナが落ち着いた2024年現在では、コロナ前のようにみな自由に外へ出られるようになった。 だが、私は今でも自主的に引きこもっている。 理由は、自分が外に出なくても生きていける人間だとわかってしまったからだ。 もちろん、全く外に出ないわけではない。しかし、私はできるだけ

      • 自己否定感を強める私の中のペット「けげちゃん」

        私には幼い頃から飼っているペットがいる。 けげちゃん。名前はさっき判明したばかりだ。 正直な話、けげちゃんにはさっさとどこかへ行ってほしい。 けげちゃんの「けげ」は「罣礙」と書く。「けいげ」とも読む。 罣礙とは「精神的な妨げとなって自らの行動を制限しうるもの。こだわりやしがらみのこと」 けげちゃんは、私の心の奥深くに根を張って住み着いていており、私が失敗したり疲れたりすると増幅する。 何かを始めようとするときは決まって、子どものころの嫌な記憶を掘り起こしてきて私を不

        • 部屋の片付けが苦手なASDの話

          「発達障害 部屋が片付けられない」で検索して出てきた記事を読むと、ほとんどがADHDの困りごととして紹介している。 ASDに関しては、「規則正しく物事にこだわる傾向が強いため、片付けも得意なケースが多い」と書いている記事すらある。 だが、解せない。 なぜなら、私はASDでかつ片付けが不得意だからだ。 私の部屋は足の踏み場もないほどの汚部屋ではないものの、気軽に人を呼べるレベルではないのに。 また、自分の特性を疑問に感じているのは片付けだけではない。 昔から不注意だし

        お風呂は敵じゃない。けどめんどくさい

          「配慮」という資源

          昼過ぎのネパール料理店で、隣の席の東南アジア系女性がクシャミをした。 だれも気に留めていなかったように思うが、それでも彼女は「ごめんなさい」と呟いた。 一人で来店していたところをみると、多分私たちや他の客に向けての言葉だと思う。 そのときは、なんとなく彼女の方を向くことをしなかったが、すぐに「気にしていませんよ」という意味合いの会釈くらいしてもよかったと後悔した。 少しの罪悪感と「なんとなく珍しい体験をした」という感覚に陥りながらも、私の意識は運ばれてきたチーズナンに移

          「配慮」という資源

          noteを1年ぶりに更新して

          久しぶりにログインしたら、サイト左上の「note」のロゴが変わっていた。見返したら2022年2月の投稿後、まったく書いていなかったらしい。 ちなみにnoteデビューは2021年の12月だったので、全部で4投稿しかしていない。 単純に「書くネタがなかった」というのが大きな理由の1つだ。 趣味もない。知識もない。 テレビもSNSもほとんど見ないのでトレンドにも疎い。 完全在宅ワーカーなので、外出先で情報を得る機会も少ない。 こんな、「ないない尽くし」の状況で情報発信できる

          noteを1年ぶりに更新して

          ヘアリセッターと前髪とマスク

          ヘアサロンを変えた。 通っていたヘアサロンに不満があったわけではない。 不満なのは、何をどうやっても変なところで割れてしまう私の前髪である。 ある日ネットで、「前髪 割れる」 半ば愚痴のような検索していると、ヘアリセッターの記事にたどり着いた。 それによるとヘアリセッターとは、専用のハサミで髪の根元の絡まりをほぐすようにカットしていく技術のことらしく、私のような前髪にも効果があると書かれていた。 そこで、近所のヘアリセッターを取り入れているヘアサロンに思い切って行ってき

          ヘアリセッターと前髪とマスク

          羽化登仙《うかとうせん》【あいうえお作文】

          羽化登仙→『仙人に羽が生えて天国へ登っていくまでの様子』を 【あ~ん】までにまとめました。 ※『うかとうせん』であいうえお作文を作成したのではありません。 ………………………………………………………………………………………………………… 赤い花が咲く 一番南の島で 生まれ変わったのは 絵に描いたような 男前 彼の名は 絹 苦しみが多い 汚れた この世界を 然も 知り尽くしたかのように 澄んだ瞳で 静観している その 佇まいは 蝶の様 次縹色の鳥達が 天から 飛んで

          羽化登仙《うかとうせん》【あいうえお作文】

          私の脳内検索エンジンはいつだってボンクラ

          『記事を執筆する際にはGoogleで検索をかけ、上位10記事には目を通しましょう』 これは、情報の整合性を取ったり、コンテンツの網羅性を高めたりするために必要な手順だと言われている。 ウェブライターの仕事に携わった方なら1度は聞いたことがあるかもしれない。 裏を返せばGoogleの検索エンジンは非常に優秀であり、Googleで上位表示された記事は信頼性が高いということでもある。 しかし、Googleは知識を検索するのは可能だが、私の経験や思い出までは表示してくれない。(

          私の脳内検索エンジンはいつだってボンクラ

          私が自己顕示欲に負けた話

          私は、ネット上での情報の発受に苦手意識を持っている。 情報の取捨選択が下手ゆえに、情報を取りすぎてしまうからだ。 また、他人よりもネットの情報に酔いやすく、疲れやすいタチでもある。 まずこれが、今までネットで発信できなかった理由の1つだ。 2つ目の理由は、自分が何かを発信すること自体におこがましさを感じるからである。一億総発信者時代のこのご時世に何を言っているのかという話だが、なんとなく気楽に発信することができないのだ。 では、現実世界では積極的に意見を発信しているのか

          私が自己顕示欲に負けた話