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松葉杖生活はじまる

昨夜バドミントンスクールのレッスン中に派手に着地失敗し、重い捻挫(外側靭帯損傷)でとりあえず1週間は松葉杖生活になってしまった。いろいろめんどくさい!

怪我することは珍しいので(骨を折ったことがない)、生活はもちろん、感覚もいろいろ変わって、少し面白い。

🔸22時頃にやっちゃって、クラスメイトのHさん(元バレー部)にテーピングしてもらって、23時過ぎにはなんとか家に帰ってきた。テーピング、ありがたかった。「歩く」という動作は、足首の縦方向の動きがカギなんだなと気づく。それやると痛いので、固定した右足首を90度横に向けて、引きずるみたいに移動した。

🔹同じくクラスメイトのIさん(デザイナー)に車で京都駅までは送ってもらった。これもめちゃありがたかった。Iさんは2年前に咽頭がんの治療をやり、今やバドミントンできるぐらいまで元気になった人で、がん治療のしんどさを車の中で切々と聞かせてくれた。回復力、すごい。

🔸当日の夜はアドレナリンごぼごぼ出てる感じで1時間ぐらい布団で悶えていたけど、夜中は熟睡できた。クラムボンの『3peace ~Live At 百年蔵』を聴いて気分を紛らわした。保冷剤を巻いて寝たけど、ほんとはもっと真剣に冷やすべきだった。

🔹移動経路上にあるスロープ、エスカレーター、エレベーターを迷わず選択して最短経路を探すようになる。自宅も職場も3階まで階段しかないのがつらいが、街中はかなりバリアフリーになっている。駅のエレベーターを使う人は少ない。

🔸通勤が大変。考えただけで大変。駅まで、乗り換え、駅から。オフィスの上下移動。いつも健常者の早足歩行でするする動く動線しか考えてないけど、何分余計にかかるんだろう。でも明日はとりあえず行ってみる。

🔹ネットで高評価の、2駅先の整形外科までタクシーで。整形外科って、薬は頓服のロキソニンだけで特にないのね。レントゲンのあと、「形を決めてしばらくすると温かくなって固まる不思議な布」みたいなやつで取り外し可能なギプスを作ってもらう。

🔸診察のあと、松葉杖のレクチャーはPT(理学療法士)のYさん。ちゃきちゃき進む。クリニックのリハビリ室にはいろんな器具がある。去年からリハビリ関係は仕事でよく話聞いていたけど、患者当事者になるとは思わなかった。

🔹家にいたら普通に仕事できるかなと思ったけど、けっこう精神面のダメージが大きくて集中力と持久力が落ちてる。最近少し寝不足だったので体調調整に充てちゃう。

🔸家事は、比較的ケンケン移動・片足立ちでやれんこともないものが多い気がする。洗濯、洗い物、簡単な料理。運搬系が物理的にできない(味噌汁をこぼさずキッチンからダイニングに運ぶ、とかが構造上無理。水平に移動することができない)。

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そういえば高3のとき、バレー部の顧問してる担任がしばらく松葉杖になってて、それがすごい印象的で、そのころ作られたクラスTシャツが「歩行者用信号の赤信号の方が、松葉杖ついてる担任T先生」っていう図案だった。英語のT先生、なつかしいなあ。

※写真はならまち御霊神社の狛犬。「足止め」というユニークな祈願スポットについて何か書こうと思っていた。

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