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「いつまで寝てるの〜!」 2020年7月25日、4連休中の昼下がり。ソファの上に、肩をゆすっても地蔵さながらびくともしない夫がいた。 すやすやと眠り続ける様子はまるで眠り姫のようで、潔くすらある。登山やキャンプを愛するアウトドア派の夫にとって、外出自粛はかなりこたえるのだ。生気を吸いとられてしまったらしい。わたしまで呼応して、死んだ魚の目になっちゃいそう。 しかし、夏の部屋はいい。風に揺れるカーテン、蚊取り線香のにおい、くるくる回る扇風機の羽、炭酸水の泡がしゅわっと消える
乾杯といえば、お酒が飲めるようになった大学生の頃を思い浮かべる。大学時代、生活の中心はバドミントンサークルだった。 バドミントンを結構真剣にやるサークルで、飲みサーではないのだが、それでも飲み会はそれなりにある。 僕はあのコールとかゲームとか、いわゆる学生ノリみたいなのがあまり好きではなかった。 「乾杯は〜、杯を乾かすと書く〜!」 とか言って飲まそうとする輩もいた。 うん。女を兼ねると書いて嫌いだ。 ボクはお酒が弱いので、基本的にはあまりがばがば飲むことはない。