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壮大な独り言

友人が出演するライブに行って、感極まるくらい心揺さぶられたので独り言を書き留めておこうと思います。
独り言なので、破茶滅茶な文章になりそうです。
ご了承ください!

私はステージで歌ったり踊ったりするパフォーマーではないが、一般的な本屋さんとは違う「口頭で本の紹介をする」届け方なので、自分でイベントを企画したり、時には呼んでいただく機会もある。

また、本屋とは関係ないイベント運営のお手伝いもちょこちょこしているので、ほんの少しステージ業や、イベント運営の大変さがわかる気がする。

このライブで、ステージで歌って踊っている友人や演者さんを見て思った。

この日のために構成を考え、練習して、衣装や、物販の商品も用意して、告知して……他のお仕事もある中で準備するの大変だっただろうな。
特に主催の方。

今回の出演時間は一組30分、多くて一時間くらい。
そのために倍以上の時間を使って練習して、準備する。
私だったら、楽しさがあったとしても、しんどく感じる時がある気がする。
面倒くさくなる時も、場合によってはもう辞めてしまおうかと思うこともあるかも知れない。

それでも頑張れる、やれる理由は人それぞれだと思うが、今回の演者さんたちは総じて、「見に来てくれた人に楽しんでもらいたい、自分たちの表現で何か届いてほしい」と思っているのが伝わってきた。
(いろんなところに行き、いろんな人を見ていると、たまーに目立ちたいだけなんじゃね?  と思ってしまう人もいる)

真っ先にゲッターズ飯田さんのこのブログ、『あなたを楽しませたり面白がらせたり喜ばせようとしている人が沢山いる』が思い浮かんだ。

自分が有名になるため、自分がチヤホヤされるためだけだと、どうしてもそれが伝わってしまう。
そして、頑張り切れない。踏ん張れない。楽な方に走りやすい。
要するに、限界が来る。

反対に、来てくれた人に、目の前の人に喜んでもらうためと思うと踏ん張れる。もうちょっとこうしようかと1mmでも良くするために考え続けられる。
無限大すぎて、キリがない。

少し話が飛ぶ気がするが、今、疲れている人、病んでいる人、消えてしまいたいと思っている人こそ、こういう人たちのライブを見たらいいんじゃないかと思った。

あなたを喜ばせようと必死で練習して、準備して、周りから笑われても歯を食いしばって、辞めようかと思った時に応援してくれている人や、支えてくれている人の顔が浮かんで、「もう少しやろう。まだいける」と奮い立たせて進んでいる。(鳥平調べ)
日々磨き続けて、あなたに何かを感じて欲しくて、届けようとしている人がいる。

ステージを見つめながら、演者さんのMCを聞いた時、思った。

”あなた”に喜んでもらいたいと思ってくれている人たちがいるよ。って伝えたいと。

「やっぱ無理! みんな! ばいばい!」
という痛々しいツイートだけ残していきやがった、同い年の彼に、特に言ってやりたいと思った。

選択肢がもう”それ”しかないと思い込んでしまった彼に、選択肢は他にもあると思えるスキマがあれば。
それを伝えられる何かがあれば。
届けられたら。
もう少しだけ歩こうかと思える、楽しみになるものがあれば。

まだ寒さが残る3月。
四角い枠から、今すぐ起き上がってきそうな顔を見て思った。というか、心の中でつぶやいた。

私がバイト先を卒業する時にもらった寄せ書きに「一緒にシフト入った時はすげえ楽しかった。話ししててもおもしろいし本間に最高!! 中学の時から知っとるけど、まともに話した事なかったもんな。後悔やわ(笑)これからもがんばれ、また飲みに行こう!」って書いてくれてたよな?

もし、もっと早く飲みに行ってたら、選択肢広がってた?
おもしろい話して、腹抱えるくらい笑い合えてたら、今抱えてるものがちょっと軽くなったりしてた?
そんな簡単なもんじゃない?
けど、もしかしたら、こうじゃない未来になってたかも知れんよな?
悔しいなあ。
こっちの都合やけどさ、やってもあかんかったら仕方ないけど、何も出来ずに終わっちゃったら悔い残るねん。
寄せ書きのセリフ、そのまま返すわ。後悔やわ。


後悔先に立たず。
嘆いても、戻って来るわけでもない。

じゃあ、考えることは、もう”私がこれからどう生きるか”しかない。

彼が生まれ変わってきた時に少しでもいい世の中に、少しでもおもしろい世の中になってたら次は大丈夫かも知れん。
今回は出来なかったので、次回のお楽しみに。

「来た時よりも美しく」という言葉があるけれど、
「来た時よりもおもしろく」も追加して、モットーにしようか。
と思った21歳の春。

私は何歳まで生きるか分からない。
100歳か。50歳か。明日死ぬ可能性だって0じゃない。

だから、今できることはしちゃおう。
やりたいことはしちゃおう。
大丈夫、どうせ死ぬねんから(笑)
早いか遅いかだけ。タイミングは天任せ。
やり切ろう。もう後悔しないように。

ということで、ブレまくりながら、なんとかその指針で生き方を進めていると、いつの間にか本屋になっていた。
これからは、本屋だけには留まらない気がする。

おもしろい人たちと、おもしろいことをする。
これしかないと思ってる人に、選択肢が沢山あることを伝える。
私と一緒にご飯を食べた人、飲みに行った人、3時間以上話した人は、寿命でしか死なせない。

死ぬことが惜しくなるような、
楽しみになるような、
おもしろいことをやっていきたいと思う。
楽しくて、おもしろいなかまたちと。

今回のライブに誘ってくれた友人に感謝。
今、味わうべき感情だったと思う。

すんばらしいパフォーマンスで届けてくれた出演者の皆さん、裏方の皆さん、ファンの皆さん。
もう、会場にいたすべての人に。
ありがとうございました。

それぞれの場所で、がんばって、またどこかで会いましょう。

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