世間と真逆
8/13(日)東京 北千住にて「読書のすすめ」小川さんとコラボして半日書店を開催しました。
雨の中、足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
そして、今回はご都合が合わなかった方は、またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
実は台風7号の影響で雲行きが怪しくなったので、一瞬「中止」が頭をよぎりました。
東京は上陸しないから……と決行して、万が一、私が大阪に帰れなくなると小川さんに心配を掛けてしまう。(小川さんは”超”がつく程、いい人なのです)
それに、雨でお客さんが一人も来なかったら小川さんの大切な時間を無駄にしてしまうかも知れない。(小川さんは”超”がつく程、忙しい人なのです)
しかし、一通のDMが届き、初めてお会いする方が来たいと言ってくださり、開催したい気持ちがむくむく湧き上がった結果↓
なぜ開催したいと思ったかと言うと、日頃から小川さんに
・一人でも初めましての方がいるのがいい
・目の前の一人を大切に
・お隣さんを大切に
と教えていただいていたからです。
もし、お客様が来ない時間の方が長かったら、小川さんの時間を無駄にしないよう来月と再来月のイベントの打ち合わせしよう! そうしよう! と言い聞かせ、お願いしました。
こんな感じで決行が決まったのですが、お一人様かと思いきや、たまたま愛媛から東京に来る予定があった方も来てくださることに。
なんと半日書店→福山雅治のライブ→YOSHIKIのディナーショーというスケジュールだそう。
まさか福山雅治とYOSHIKIと並ぶとは。
しかもトップバッター(笑)
これは思った以上におもしろい会になりそうだとニヤニヤしながら開店。
当日、「行ってもいいですか?」という有難いご連絡を多々いただき、結局イベントの打ち合わせをする時間はなく、開店から閉店までお客さまとゆっくりお話しすることができ、本を届けることもできて、最高の時間を過ごすことが出来ました。
本当に幸せすぎて……ありがとうございました。
例え、お客様がたった一人しか来なくても開ける。
利益と効率だけを考えると中止にするのが世間的には正解だと思います。
けど、それではおもしろくない。
もしかしたら、その人の人生に影響を与える本を届けることが出来るかもしれない。
何気ない会話で、化学反応が起こって、将来その人がとんでもない表現をして世界を変えてしまうこともあるかも知れない。
世界じゃなくても、誰か一人の人生を変えるかも知れない。
個人で商売できる強みは、こういう非効率的でアホちゃう? と思われるようなことをやれること。実験できること。
会社にいた頃は、友人2人が来てくれると言っても、「あなたの界隈のお客さんが来ても意味ないので中止にして下さい」と言われていた。
「目の前のお客様一人すら大切に出来ひん会社、組織っておもんねぇー」
「そんなんでほんまに繁栄するんかいな」
と思っていた。
のちに、思いもよらない出来事に繋がるかも知れないのに勿体無い。
種を蒔いたら、秒で花が咲く訳がない。
早く刈り取ることばかり考えてるからしんどくなる気がする。
気長に待てるように日頃からの種蒔きが大事で、
それが目の前の一人を大切にすることのような気がする。
それに、今回皆さんと過ごせたこの幸せな5時間はお金に換算出来ないんだよなぁとも思う。
10万円と引き換えにその記憶をくださいと言われても断るだろう。
ということは、私にとって利益10万円以上の価値がある。
宇宙銀行的なものがあるとして、そこに貯まるとしたら、どんどん幸福度が貯まって、息をしているだけで自然にそういう流れになっていく気がする。
気付けば現実も凄いことになっていたり。
(これからの時代、意識の向きが重要だそうです。よく言霊と言われていますが、これからは思っただけでもそうなるらしいです)
綺麗事だと思われるのも承知で書いているのですが、もし、この一人を大切にすることが出来なくなったら本屋を畳もうと思っています。
「貴方のひとときを、彩れますように」
わざわざ”貴方”にしている理由は、目の前の一人を大切にしたいという思いからです。それが守れなくなったら潔く辞めようと思っています。
ここまでいろいろ書きましたが、私は割と怠け者なのでズレる時があるかも知れません。
その時は「ちょっとズレてる気がするけど、いいの?」と一言喝を入れていただけると嬉しいです……笑
(もちろん、そこは怠けないよう頑張りたいとオモイマス)
そして、小川さんと半日共に過ごして感じたことは「世間と真逆」
真逆すぎて理解が及ばないくらい180°真逆です。
だからこそ意味がわからない奇跡レベルのことが多発しているんだろうなと思いつつ、全部ちゃんと考えてやられているから凄いよな〜と思います。
どんな真逆だったのかを書くと超大作になるので、また今度。笑
世間と真逆。
真似してみようと思います。
本屋ですが出版社さんに自ら足を運び、本づくりの想いを聴く。
この本をつくった時のことを聴く。
出版社さんの想いも併せてお客さまに本を届ける。
野菜も産地直送で生産者さんの顔が見えるものが一番美味しくいただけますもんね。
そう簡単に返本しない。
いいと思ったものを仕入れているので、最後まで届ける。
顔が見える、現場で本を紹介する機会を大切にする。
話す本屋。
今思いつく世間の本屋の真逆はこんな感じでしょうか。
暑いので、ぼちぼちやっていこうと思います。
また、機会があれば開催したいと思いますので、その時は何卒よろしくお願いいたします。
追伸
難なく無事に帰れました🐙
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