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地域とつながる/古民家再生の最初に試練がやって来る、それは「残置物処分」だ! 地元の人に助けられ

実は、この古民家再生を目指すについては、決して簡単ではないだろうと察して、腹をくくったのが、昨年の3月だった。そのとき、願掛けの意味を込めて、禁酒を始めた。まさかその当時、こんなに長くなるとは思わなかったのだが…。

さて、同年夏にやっと契約にたどり着き、リノベーションの工事をするにあたり、残置物撤去という作業が待っていた。最初は、大掃除ぐらいの軽い気持ちだったが、結局のところ、2tトラックを借りて市内のゴミ処理センターに持っていったのが全部で4t近くあった。

そのとき、地元の方々が手伝っていただけたのが、ありがたかった。まさに暑いさなかの作業で、全員、汗だくになったのだ。

古民家再生で、最初の関門が、残置物処理だと聞いたことがあるが、まさにここもそうであった。さすが年代ものから、生活用品、家具に健康器具と、最近まで誰かかが暮らしていたかのようだ。

そのとき、捨てるという行為は、物を浄化することだと感じた。主を失った物たちは、まったく機能することなく、ただ、空き家に置かれているだけなのだから。何物でものないものに解き放つのが相応しい。

少しばかり、古民家の風通しが良くなってきたようだ。

最初は、業者さんにお願いしようと見積依頼したころ、やって来て、200万円と言われた。だったら、地元の方々に謝礼を支払ってやったほうが良いと方針転換したのだ。
体力的にはしんどいが、達成感もあって、大成功だった。

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