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地域とつながる/徳島県の上勝町のゴミを資源にするライフスタイル

四国にある徳島県上勝町に来ている。
「葉っぱビジネス」で有名になった町だ。過疎化の町ながら、元気なおばあちぇんたちが、山の葉っぱ売って活躍しているのだ。


さらに、最近では、ゼロ・ウェスト運動の町としても有名になってきて、ゴミ問題に町ぐるみで取り組み、環境問題への意識も高い。そんな流れで誕生した地ビールの店は圧巻である。町で廃棄物として出された建具を活用して、建物に活用している。さらにクラフトビールには、柑橘類の廃棄物を使用されているというのだ。あいにく、私は今、禁酒中ということで、飲むのを我慢。

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私は、以前、古民家再生のために、かなりの建具を廃棄してしまった。こんなリサイクルがスムーズにできる場所があれば、重宝しただろうと思う。


ここでは、ゴミを資源として考えている。価値を見出すのだ。
あるお方の家に、要らなくなった大きな炊飯器を炭焼き台に改造して、焼き肉パーティーに活用していた。

また、金属だけにすれば、お金にもなる。

このようなライフスタイルが、実は海外からも注目されていて、コロナ以前は、視察がてら立ち寄る外国人客も少なくなかったようだ。わずか、1500人の町にやって来るのは、インパクトも大きい。


ところで、ここは、棚田も素晴らしい。江戸時代からまったく変わらず続いていて、静寂を楽しめる景観だ。谷を吹き抜ける風が心地よい。時間の流れがまったく異なる異世界だが、Withコロナ時代に適したライフスタイルが、ここにはありそうだ。

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上勝町は、人口減少が進む消滅しそうな地方の最先端である。と同時に環境問題では日本のトップを走る最先端でもある。SDGsが注目されているなか、コロナ前、海外からも訪ねる外国人客が少なくなかったのだ。

カフェに行くと、地元のキーパーソンだったりする。例えば、ポールスターの女性オーナーさんは、ゼロウェストの活動をされている方だ。

カフェいくみには、移住者など地元の若い方もやって来る。

とにかくカフェでオーナーさんに話かけるとつながれそうだ。

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