人の意見に振り回されやすい人へ
人の意見をよく聞くマキノタイチです。
多分、人の意見をよく聞く人を悪く言う人はいないでしょう。
特に「不安」でいっぱいの時には、あなたもその傾向が強くなるのではないでしょうか?
「不安」といえば、コロナショック時や起業時などは、その感情は普段よりも大きくなるのではないでしょうか?
ただ、コロナでの不安とは違い、起業時なら、もちろんワクワク感もあるとは思いますが、ワクワクはハラハラの裏返しの感情です。
そんな時にはなおさら、人は先に独立起業した人の意見を聞きたくなると、私は勝手に思っています。
◆10人十色とは◆
10人十色という言葉があります。
多分、あなたも聞いたことが一度はある言葉だと思います。
この言葉の意味は1人として同じ人間はいない。そして人それぞれが「違った考え方」「個性」「生き方」「価値観」をもって生きることは当たり前なんだということを意味してると思います。
あなたは納得できますか?
納得できるのなら以下へ
できないのならここでサヨナラ。
◆2つの意見◆
仮定の話をします。
来年、独立起業を考えたあなたは、信頼できそうな人に相談してみました。
「起業する際には店舗を持った方がいいんですかねぇ?」
このような質問をしたとしましょう。
A氏曰く
「そりゃ、店を持った方がいい!なぜなら、起業するってことは社会的にも責任を負うってこと。店を構えるってことはそういった覚悟を表していることになるからだよ!」
あなたは納得してしまいました。
「A氏の言ってることはもっともだ」
彼はそうやって成功してきたんだから説得力を感じます。
ただ「念のためB氏にも意見を聞いてみるか・・・」
ということでB氏曰く
「すぐに店を構えない方が僕はいいと思う。なぜって商売は徐々に成長していくし、特に今は不景気だからお客が少ないしね。初めは自宅などでやりながら徐々に大きくしていった方が確実だと思うな」
あなたは「おお、確かにそれも一理ある!」と納得。
やっぱり「リスクはできるだけ回避しておきたい」って気持ちも正直あるあなた。
B氏はまさにそうやって徐々にビジネスを広げてきた人だ。「聞いといてよかった…」と胸をなでおろします。
◆自分のタイプは?◆
2つの異なる意見があります。
しかも、どちらも納得できる意見を聞いてしまった「独立前」のあなたは、次に「自分はどちらのタイプなんだろう?」こう考えるのではないでしょうか。
そしてなんとなく…
「うーん、どちらかって言うと私はB氏に近い考えかな…?」
と感じるとしましょう。
なぜなら、独立起業前の人の多くは「安定」という価値観が強い世界で生きてきので、どうしても「B氏タイプ」の考えに落ち着きやすいからです。
そして、ここでも人の意見を聞きたくなるのではないでしょうか?
「私ってさ、思い切りタイプか、慎重タイプ、どっちだと思う?」
と。
すると、C氏曰く
「君って真面目にコツコツタイプに見られるけど、心の中に熱いものを持っているよね・・・私は『直感タイプ』だって感じていたよ」
「えっ!?」
自分のことをズバって見抜かれた感じがしたあなた。
「ていうか、私のタイプっていったい…?」
10人十色って言葉、もう一度思い返してみましょう。
◆信じる情報◆
このように、独立して起業をするっていうレベルの話を相談されたとき、その相談者を陥れるような回答をしてくる人ってのはごく稀だと思います。
この場合
ABCの3氏は、あなたのことを真剣に考えた上で、アドバイスをしてくれたと思います。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
●良い・悪い
●正しい・間違い
●高い・低い
●あってる・あってない
このような問題ではないと前置きしてから言わせてもらいますが・・・
人間の脳は混乱すると「ノー」という判断をするようにできています。
※決してシャレではありません
するとフリーズしてしまうのです。
フリーズとは「凍りつく」「動けなくなる」という意味です。
すると、次にどんな選択をしたとしてもその「対極にある考え」が頭に浮かび、スピーディーな行動展開ができません。
よく、人の意見を聞きたがる人が陥るこの状態は、人間の「自己防衛本能」が起こす状態です。
だから、仕方ないのです。
言い換えると、究極、ビジネスってのは「自己防衛本能との戦い」なんだって感じてしまいます。
ちょっと小難しい言葉にしてみると・・・
=================
自己防衛本能をのり越える過程が、独立起業ビジネスの本質
=================
なんてことが言えそうです。
※よく解らなくてもOKです
そんな中、信じる情報は「この人の情報のみ」と決めることが、結果的にあなたを成功へと導くスピードを速めると感じます。
人は「不安」だからいろいろな人の意見を聞くわけです。
すると間違いなく、意見を聞いた人の数だけ「考え方」があなたの脳に刷り込まれていきます。
それは全て自分のために言ってくれた貴重な意見なわけですよね。
しかし、キツイことを言わせてもらいます。
もし、あなたがいい子ちゃんでいたい人間だとしたら、アドバイスをくれた人の意見を全部まとめようとするでしょう。
また
アドバイスをくれた全ての人の意見を実行に移すことで「誠意」を示そうとしますが・・・
それは「ブレーキを踏みながらアクセルを踏む」という、誰が見ても矛盾している行動をとることになるのです。
もし今、あなたが悩んでいるとしたら…
本当の自分の姿を見失っているからじゃありませんか?
人にいいカッコつけてるうちに人生は終わっちまいますしね…
「とことん自分で考える」
ってことを放棄しちゃダメだと思うのです。
人の意見を聞くのは後。
まずは、自分へ質問することからです。
◆私の場合◆
正直言います。
今までここで述べてきたことは、全て以前の私自身のことでした。
私はこのようにいろいろな人の意見を聞いて一番「安心・安全」な道を模索していたわけです。
ただ、神様はどうやらそういった人には「成功」は与えてくれないようだってことがわかったのです。
そして、それから、
・よい知識をいっぱい身に付ける
・ためになるスキルを身に付ける
・人脈をひろげる
という姿勢を、180度反対にした姿勢を持つことにしたのです。
・よいも悪いも関係ない、成功する知識を1つだけ身に付けていればいい
・1スキルに1メンターを決めてそれ以外の情報は入れない
・10,000人の友達より少数の仲間
このように決めたのです。
ようは、今までの常識や考え方、そして友だちなども全部捨てたということですね。
「捨てたくないモノを捨てる」
「1つ以外はシャット・アウト」
「いろんな人から意見を聞かない」
「余計な情報は脳に入れない」
現在、このようなことを私は徹底しているわけです。
多分、私の意見に反対の人が多いと思います。
もちろんこの考えは「世界で1つだけの花」ではないですが“only one” かも知れません。
ただ、10人十色です。
ビジネスで成功するには、この「10人十色」という概念をしっかり深く腑に落とす必要があると確信しています。
さらに
≪自分を信じる≫
という概念を、もっと進化させた状態にすること無しに、成功は有り得ないと感じます。
・・・・・・・・・・
似ている人はいます。
共通している人もいます。
ただ、同じ人間はいません。
では、お元気さま~\(^o^)/
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