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子供を導く技術 〜チャイルドコーチングマイスターで学んだこと〜

はじめに

チャイルドコーチングマイスターという資格試験に合格したので、学んだことを整理したいと思います。

私には子供が二人いるのですが、下は年中、上は小一とそれなりに自分の意思をしっかり持つようになった分、コミュニケーションのとり方、接し方が難しくなっていると感じていました。

そんな中、会社の資格取得支援制度で「チャイルドコーチングマイスター」という資格があることを知りました。コーチングの技術を応用して子供との信頼関係を築き、子供が自律できるようにするという資格で、まさに今欲しいスキルだと思って受けてみることにしました。

スキマ時間でスマホやパソコンで少しずつ勉強し、1ヶ月ほどかけて教材を2周したところで試験本番を受け、無事一発で合格することができました。

以下、簡単ですが学んだことのまとめです。

コーチングとは

コーチという言葉から、指導する側が何かを教えるようなイメージを持っていましたが、コーチングは指導する側が知識を与えたり、指示に従わせるものではなく、受ける側が自分で答えを見つけるのをサポートする技術だそうです。
チャイルドコーチングにおいても、あくまでも子供が持っている答えや能力を引き出す、ということを意識する必要があります。

まずは話を聞いて共感すること

チャイルドコーチングでは以下のプロセスを繰り返し実施していきます。

1. 傾聴する
2. 共感する
3. 質問する
4. 承認する
5. 行動させる

ここでまず重要なのが最初の傾聴、つまり話を聞くことです。
話を聞くときのポイントがいくつかあるのですが、私が特に気をつけたいと思ったのは2つ。

1つは「話を最後まで聞く」ということ。
子供が話している途中でつい先に結論を言ってしまうことがあるのですが、これは子供の思考を遮ることになり、信頼関係にも良い影響を及ぼさないそうなので、しっかり最後まで聞いてあげることが大切だそうです。

自分のことを振り返ってみると、子供が会話中にすぐに言葉が出なくて詰まったとき、「あ〜それはこういうことだよね!」とつい答えを教えてしまうことがよくある気がします。会話を弾ませるためにフォローしたつもりが完全に逆効果だったのでショックです。これからは意識して最後まで聞くようにしたい思います。

もう1つは、感情に注目して聞くこと。
子供の話を聞くとき、その内容よりも、その中でどんな感情を持っていたかが重要となります。
これもやりがちなんですが、話の事象にだけ注目してしまって、合理的な答えを返してしまうことがありますが、これでは子供は自分が認められていると感じられません。

話の中で子供の感情を捉え、その気持ちを聞き手が繰り返してあげることで、子供は共感してもらえたと感じて信頼関係を築くことができます。
言ったことを繰り返す、というのは自然にしていたと思いますが、感情に注目するという観点はなかったので勉強になりました。

フィードバックは主語を「わたし」に置き換えて

聞き手の意見を伝えるときは、主語を「わたし」に置き換える「アイ・メッセージ」を使います。
「あなたは〜だよね」という「Youメッセージ」だと子供は避難されたり決めつけられたりしていると思ってしまいますが、「わたしはこう思ったよ」という言い方だとネガティブな印象を与えずに指摘したいことを伝えることができます。

以前、子供の良いところを認めて自己肯定感を高めるコンプリメント・トレーニングという方法についても調べたことがあるのですが、これでも「わたし」を主語にすることを勧めていました。
そのときはなぜそれが有効なのかよくわからなかったのですが、Youメッセージだと例え褒める場合でも、親が決めつけているような印象を与えて、自分が認められたことに繋がりにくいからだと思いました。

(ちなみにですが、日本語は主語を曖昧にすることが多いので、アイ・メッセージが言いにくいそうです。)

なんのための質問かを意識する

チャイルドコーチングにおいて"質問"とは、子供から情報を聞き出す手段ではありません。あくまでも子供が自分で答えを出す手助けをするためものです。なので質問する際は、子供の思考を整理するためか、気持ちを知るためか、共感するためかよく考えて聞いてあげると良いです。

また、「どうやったらできるかな〜?」といった子供に答えを考えさせる質問にすれば、そこから行動に移せるかもしれません。
良い質問は常にパッとは出てこないと思うので日頃から意識して練習しておきたいと思いました。

逆にやってはいけないのは「なんでできないの?」「あと何回言ったらわかるの?」といった答えのない言葉です。これは疑問符さえ付くものの、反語といって質問ではありません。ただ相手を傷つけるだけなので、叱るときでもうっかり言ってしまわないよう気をつけたいと思います。

存在自体を認めてあげる

子供に自己実現を目指してもらうには人から承認される欲求が満たされる必要となります。これはただ良いところを褒めればいいわけではく、子供の存在自体を認めてあげることがポイントです。
存在を認めるってどゆこと?って思うのですが、実は簡単で、「今日は早く起きたね」のように良くできたことのありのままを声に出す、挨拶や感謝の言葉を伝える、何か任せてみる、といったことで良いようです。

この点についても、先述のコンプリメント・トレーニングの書籍でも同様のことが書かれていました。事実を認めて口に出して伝えることは、子供の承認欲求を満たし、自己肯定感を高めるのにとても重要なようです。

継続的に行動できるようサポート

チャイルドコーチングは子供が自分で考えて行動を起こせるようになることが目標なので、これまで学んだことを応用しながら継続して行動できるよう手伝っていきます。
私の場合は、何かを続けさせるのが難しいときは、ご褒美をぶら下げる方法に頼ってしまうのですが、実はご褒美は、実際に得られたときだけでなく、そのことを考えているときもドーパミンが出て行動のきっかけになってくれるそうなので、与えて終わりではなく継続して満足感が得られるものを設定するのが良いようです。
例えば「宿題したらゲームしていいよ」みたいなやり方があるのですが、これはゲームのほうが目的になりそうでどうかと思っていたのですが、適切に設定すれば習慣化するのには効果的なようです。

自分のケアも忘れずに

そして、これらを実施するには親自身のケアも大切です。
自分の自己肯定感が低ければ普段かける言葉もネガティブなものになりがちです。
自分で自分を認め、やりたいことをやって充実していないと、そりゃあ子供を導くことなんてできないですよね。。。
仕事と育児と家事に追われてついつい自分のことは後回しになってしまいがちなのですが、もっと自分の人生を楽しむことも必要だなぁと思いました。

おわりに

これまでもいくつか育児書を読んだりしていたのですが、知ったことを実践しようとしても、正直なかなか長続きしないことが多かったです。今回は資格試験ということでしっかり勉強して知識が身につき、またコーチングという実績のある手法に沿っている信頼があるので、今までよりも自信を持って実践できる気がします。

さっそく学んだことを意識して子供と接するようにしているのですが、目先の事象にとらわれず、子供の感情の変化を気にかけたり、認めてあげるべき良いところを探しながら話を聞くようになり、今までとは違った視点で接することができているなと感じます。
子供の自己肯定感を高め自律できるよう、ぜひ継続していきたいと思いました。

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