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「こんな個人起業は失敗する」8つのポイント

「起業したい」と考えている方はたくさんいると思いますが、私が自分自身経験してきたことや多くの周りの人を見てきた結果「こんな個人起業は失敗する」と考えているポイントを紹介したいと思います。

もちろんこのポイントに当てはまっているからと言って100%失敗すると決まったわけではありませんが一つの意見として参考にしてみてください。


■ビジネスモデル編■

1)いきなり薄利多売の商売に挑戦する

何度か記事にしていますが個人レベルでの起業の場合は、出来る限り高単価の商品を扱う、作るべきだと考えています。

単純に月に30万円くらいの収入が欲しかったとして、利益1000円の商品しかなければ毎月それを300個売らなければいけませんが、利益が30万円の商品があればそれを毎月1つ売っていけば良いことになります。

これまでビジネスをやったことの無い方がいきなり1000円の商品を毎月300個売り続けるのはかなり至難の技です。

対して30万円の商品は1000円の商品と比べて300倍の価格差がありますが、しかしセールスの難易度が300倍違うわけではありません。

感覚的にはせいぜい1.5倍〜2倍くらいのものです。

ネット上に自動で販売できるような仕組みを構築できれば話は別ですが、基本的には薄利多売は資金などのリソースが豊富な方が取るべき戦略だと考えています。


2)これまで世の中になかった全く新しいものを生み出そうとしている

こちらも何度か記事にしていますが、スティーブ・ジョブズがスマホを生み出したように、これまでに世の中になかった全く新しいものを生み出すことは一部の天才のような方以外はなかなか難しいです。

もちろんそういったイノベーションを起こす商品、サービスを作ることに憧れる、情熱を持つ気持ちはよくわかるのですが、単純に「稼ぐ」という面だけからいうとビジネスは2番煎じで十分で、

既存の儲かっていることが既にわかっているビジネスを行う、または組み合わせる、ずらす、ターゲットを絞るなどして、既存のビジネスの延長線上で勝負をしていくほうが明らかに勝ちやすいです。


3)全て無料で完結させようとする

集客などビジネスに必要なお金を出し渋り、全て無料でお金をかけずにやろうとするのは失敗する可能性が高いです。

もちろんお金はかからないに越したことはないのですが、やはり有料集客の手法を取りいれていった方が効率が良い場合が多いです。

ビジネスは「お金をかけるか時間(労力)をかけるか」どちらかしかないと思っています。

ブログなどの無料集客手法はもちろんメリットも多いのですが、基本的に集客に繋がるまでにある程度時間がかかります。

スタートアップでまだ他に収益源もない状態なのに、時間のかかる集客手法だけしか取り組んでいないのでは効果が出るまでの間無収入になってしまいかねません。

広告などの有料集客手法はスタートアップだからこそお金をかけてでもやるべきだと考えています。


4)社会貢献が第一目的となっている

起業する目的や行っているビジネスが「社会貢献のため」という方が時々います。

「世の中のためになりたい」「人のためになりたい」という気持ちで起業をするというのは本当に素晴らしいことだと思うのですが、だからと言って「お金はどうでも良い」ということではないですよね。

こういった「社会貢献のため」に起業する人の中には「お金にならなくても役に立てば良い」と言われる方もいるのですが、私はそれは間違っていると思っています。

企業として事業を存続できなければ長期的に見た時に結果として社会貢献の度合いが低くなると思いますし、

そもそも起業した目的がなんであれ、やっている事業がなんであれ、多くの利益を生み出して多くの税金を払っているだけでも十分すぎるくらいの社会貢献になっています。

もちろん「世の中の役に立ちたい」という気持ちを否定するわけではないのですが、そういった「人の役には立つが利益にならない」ようなビジネスは他に強固な収益の柱を作った後で取り組むべきものなのかなと考えています。


■マインド編■

1)自己投資をしない

当たり前過ぎて詳しく解説はいらないと思いますが、やはり何をするのでも自己投資は絶対に必要です。

自己投資を一切せず大きな成果を上げているという成功者を私はただの一人も知りません。

もしそういう方がいたら普通に興味があるので紹介してください笑


2)仲間や友達と一緒に起業する

よく言われていることですが「元々の仲間や友達と一緒に起業すると失敗する」と私も思います。

まず仲間や友達と起業すると全てがなあなあになってしまいがちです。

よほど全員がプライベートの友達関係と仕事との線引をしっかりできなければ、はじめは良くても時間が経てば経つにつれてなあなあになってきてしまうでしょう。

また仲間や友達と一緒に起業する人の心理として「一人で起業するのが怖い」ということが往々にしてあります。

しかし周りを見ていても、起業してうまくいくような人は「周りが全員やらなかろうが反対しようが何を言おうが、俺一人でもやる」という感じの人が多いです。

個人起業の場合は特にですが起業した後は全てが自己責任です。
他者依存の気持ちが強い方がうまくいかないのは当然とも言えるでしょう。


3)人と会おうとしない

スタートアップの場合は特に人にたくさん会うことが重要だと考えています。

これはネット系のビジネスを行う場合でもです。
ネット系のビジネスをやっているからと言って全然人と会わないようような人はやはり伸び悩むことが多いです。

人と会うというのは商談ももちろんですが、交流会やセミナーなどなんでも良いです。

やはりビジネスはどこまでいっても人対人なので、実際に人と会うことによって様々なチャンスや縁が生まれることが多々あります。

実績がかなりできてくればネット完結でも問題ないと思いますが、スタートアップの状態の時は積極的に人に会うことを意識したほうが良いですね。


4)続かない

これは何度も何度も記事にしているので今更ですがやはり何事においても続かない人がうまくいくはずもありません。

「成果を出す」ということは言い換えると「成果が出るまで続ける」ということです。

諦めたらそこで試合終了なわけです。


以上「こんな個人起業は失敗する」8つのポイントについて解説してみました。

細かく洗い出したらまだまだありそうですがそちらは随時別の機会に記事にしていきたいと思います。

少しでも参考になりましたら幸いです。

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