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玩具修理者

最近↑こちらの「玩具修理者」という小説を読み返しました。

表題の「玩具修理者」という作品と「酔歩する男」という2つの短編が収録されていて、どちらも面白いのですが、特に「酔歩する男」が本当に面白い!!

ちなみにハンターハンターのネフェルピトーの能力「玩具修理者」はこの小説から取っていると思われます。

一応ホラーに属する作品で、多少グロテクスな表現もあるのでそういうのが苦手な方はやめておいた方が良いかと思うんですが、大丈夫な方はぜひ読んでいただきたい。

「酔歩する男」の方は一言で言うと「タイムパラドックス物」です。

バック・トゥ・ザ・フューチャーから始まって、タイムパラドックス物って本当に面白い作品が多いし個人的に大好きなんですが、この作品はその中でも特にお気に入りです。

作者の小林泰三さん、これがデビュー作品だというのだからすごいですね。


「あれ?あのお店、確かにこのあたりにあったのになあ…」

そんな経験ありませんか?
よく知っている街、何度も通っているお店なのになぜか見つからない。

もしくは、何百回も見ている風景が、なにか、今日は少しいつもと違う気がする。

そんな方はこの「酔歩する男」と同じ状況に陥ってしまっているのかもしれませんよ。



誰かタイムパラドックス物で他にオススメの作品があれば教えてください。

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