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ライブ感と体験価値

コロナで自粛していた期間、Youtubeへ参入した方が大勢いました。

芸能人を含め様々なジャンルで知名度のある方もどんどん参入してきて、ここ数ヶ月で急激にもはやブログと同じ様な「やってて当然」のメディアになってきた印象です。

通常の動画投稿の他に、Youtubeライブをやる方も増えましたね。

「ライブ」と言いつつもアーカイブを残す場合が多いので、リアルタイムで見逃した場合も後で見返すことも可能です。


ただ、私もYoutubeライブ見たりするんですが、

リアルタイムで見逃してしまうと、後でアーカイブで見返すということはあまりしません。

割と楽しみにしていたライブでも、アーカイブで見る気はあまりしないんですよね。

統計取ったわけではないですが私以外にもこういう方多いんじゃないでしょうか?

見ないとまではいかなくても、やはりアーカイブでみるよりライブで見た方が楽しめる、というのは共感してもらえるかなと。


これってよくよく考えるとちょっと不思議ですよね。

リアルタイムで見ても、後でアーカイブで見返しても配信されてる内容自体は同じわけです。

特に私なんかはコメントやチャットもしないで純粋に見てるだけなので全く変わらないわけで。

それでもライブで見たほうが楽しめるというのは、配信者含め他の見ている人と「同じ時間を共有している」という「ライブ感」があるから、というわけですね。


↑こちらの100日後に死ぬワニについて書いた記事でも触れていますが、今の時代「ライブ感」「体験価値」というものがより重要視されてきています。

インターネットやSNSが発達したおかげで、気軽に大勢の人と繋がりを持つ、保つことができるようになりましたが、その分逆に昔よりも人と人との距離感は離れていっているような気がします。

だからこそ皆より近い距離でのコミュニケーションを求めて、「ライブ感」「体験価値」という部分を重要視するようになってきているのではないでしょうか。

コンテンツそのものの質を上げていくことはもちろん重要ですが、それ以上に人と人との繋がりを感じられるような環境、仕組み作り、施策が大事になってくるのかなと。

昨今オンラインサロンが盛り上がっているのもそのような背景があるのだと考えています。


古代ギリシャの哲学者アリストテレスが「人間は社会的動物だ」という言葉を残したようですが、まさにその通りで

人間がコミュニティに所属したがったりなど人と人との繋がりを求めるのは本能だと言えます。

要はみんなさびしいんですよね。

SNSがそのさびしさを埋めるかと思われましたが意外とそうでもなかった、逆に「SNS疲れ」なんて言葉も出るくらいで虚しさを感じている人も多いんじゃないかなと。

そんな中で皆が「ライブ感=リアルな体験価値」を求めるようになってきたというのは流れとしては当然なのかもしれませんね。


少しでも参考になりましたら幸いです。

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