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140字小説【鶴の一声】

仕事始めに「席替えしよう」と社長が言った。学校の席替えみたいに楽ではない。事務所の机は物が多い。年末の大掃除の時にしていれば…そう思ったのも束の間、社長の怒声が響いた「君の席はないよ!」青ざめる課長と全てを察した私。私は忘年会で、課長のパワハラに苦しむ社員の声を社長に強く訴えた。


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