散文【ぼくが意識していること】
子どもの頃、たまに見かけたいつもニヤニヤしているおじさん。
ぼくは気持ち悪いなって思ってた。
みんなが悲しんでいるそばでニヤニヤしていたら、それは頭がおかしいのかもしれない。
でもそうじゃなかった。そんな時はおじさんも悲しい顔になっていた。
時と場合によるが、どんな時でも笑えるって素敵だと思う。
前向きだからだ。
人はいつもポジティブでいられるわけじゃない。
でも下を向いて立ち止まっていたって、人生は豊かにならない。
いくら前向きに自分の機嫌をとっても、しんどい時もある。
だから愚痴を言う時もあるし、怒る時もある。
それでいいと思う。
そんな弱い自分も認めてあげて、頭を撫でて言ってやればいいと思う。
よしよし、よく頑張っているなと。
そして笑うんだ。
歩き続けるために。
最後まで生き抜くために。
終
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