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140字小説【目覚ましが鳴らなくて】

「珍しいね、何かあったの?」上司に遅刻の理由を聞かれ言葉に詰まる私。「目覚ましが故障したみたいで…いつもの時間に鳴らなくて…」家のすぐ近くを川が流れ、そこには鉄道橋が架かっている。「ガタン!ゴトン!」毎朝決まった時刻に聞こえる始発電車の走行音。もう何十年も私の目覚まし代わりだ。


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