Photo by non_file 140字小説【ルール】 2 こし・いたお 2024年4月29日 02:29 ビルとビルの間に一人がやっと通れる細い抜け道があった。左へ一回折れた先にはルールに縛られることを嫌う父がモツ鍋の店を営んでいる。すれ違いできないので合図する。手を叩く人。口笛を吹きながら進む人。歌う人。でもある日、合図した、してないと揉める客を見た父は呟いた。「合図を統一しよう」 ダウンロード copy #140字小説 #ルール #nonさん 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート