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140字小説【悪魔のブラックジャック】

詐欺師が夜の街をぶらついていると女が話しかけてきた。「二人だけで一夜限りの遊びをしない?」男は密閉された部屋に案内され、トランプを持った女と向かい合った。悪魔の一枚目は10、ニ枚目がA、男は10にも満たない。女が消えると部屋の酸素濃度は10%を下回り、詐欺師は永遠の眠りについた。


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