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140字小説【浅はかな男たち】

早朝からひったくりを目撃した僕。徒歩での通勤途中、前を歩く女の持つ袋を、後からきた男が奪い取った。正義感に火のついた僕は、走り去る男を追いかけた。男から取り返した袋を女に渡し微笑む僕。また男が戻ってくるかもしれない。女を見守っていると、女は袋をゴミ捨て場に捨てた。今日はゴミの日…

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