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140字小説【会わせたくない】

僕たち夫婦は離婚した。妻がロボットメーカーの重役だった事もあり、親権は妻に渡った。遠くに住む僕は三ヶ月に一度だけ息子に会える。いつも公園で会っていた。しかしある日、裏切りが発覚する。公園に向かうと、突然、息子が動かなくなった。動揺する僕を尻目に妻は言った。「電池が切れただけよ」

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