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140字小説【お勤めご苦労さま】

「お勤めご苦労さま。90年という長い刑期を脱走もせずに勤め上げたのは偉いよ!」病院で家族に見守られながら息を引き取り、宇宙へやってきた私。懐かしい仲間の言葉に感極まり涙が溢れた。そして思い出したのだ。生きるのはしんどかったが、それも当然の話、なぜなら地球は宇宙の監獄なのだから。

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