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140字小説【暗黙のメッセージ】

僕はカップ麺をよく食べる。だから彼女が魔法の砂時計をプレゼントしてくれた。食糧をストックしている棚からカップ麺を取り出し、フィルムを破り蓋をめくった。加薬と粉末スープを入れ、熱湯を注いで砂時計を引っくり返す。しかし、砂がすべて落ちる頃、カップ麺は未開封のまま棚に戻っていた。

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