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140字小説【人間検査】

自ら人生に幕を下ろす人達。そんな人達を減らす目的で、年に一度、国民に精神状態の検査が義務付けられた。まるで車検のように。検査に通らなかった人達には二つの選択肢が提示された。安楽死と合法麻薬の力を借りて生きる道。僕はそれらを無視し、薄暗い部屋の片隅でお酒を飲みながら映画を観ている。

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