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140字小説【運び屋】

俺は事故に遭ったらしい。奇跡的に命をとりとめた俺は、見覚えのない女と生活を始めた。俺はその女のことを運び屋と呼んだ。手紙、写真、指輪。毎日のように見覚えのないものを運んできては俺に見せる。女は事故で声を失ったらしい。ある日、俺は思い出した。運び屋は妻で、運んでくれたのは俺の記憶…

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