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140字小説【リセット癖のある彼女】

彼女にはリセット癖がある。熱中していたゲームを前触れなく消したり、時間もお金も惜しまずに収集したアニメキャラグッズを突然売り払ったりした。僕は彼女の行動を危惧していた。「いつかは僕も…」そんな僕の心を読んだのか、彼女はこう呟いた。「この広大な世界でね、一番大切な君だけが残ったの」

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