散文【うつわ】301文字
どんなに嫌気がさしても、どんなに無気力になっても、自ら器を壊してはいけない。
それが君に守ってほしい唯一のルール。
君は自己肯定感が低いどころか否定するクセがついてる。
それが自分ではどうしようもないことも分かるよ。
なぜならぼくもそうだったから。
何十年と経った今でさえ完全には克服できていない。
ぼくはロボットじゃないからね。
そんな簡単には処理できない。
それでもいろんな業を取り込んできた。
自分の器にね。
消えたくなる衝動さえ取り込むような大きな器を作るんだ。
人間はそうやって生きていく。
サボってても寝てても、逃げたっていいんだ。
他人からさげすまれようが、嫌われてもいいんだ。
もっと自分を甘やかしていいんだよ。
終
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