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140字小説【君だけが残った】

僕は布団を部屋干ししながら昔を思い出していた。昔僕は健康オタクだった。幅広い種類の健康器具を購入してきた。腹筋マシン、エアロバイク、ステッパー、挙げればキリがない。しかし時間の経過と共に使わなくなり邪魔になった。見兼ねた妻が次々に処分した。そして君だけが残った。ぶら下がり健康器。

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