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140字小説【ごかいです】

彼女とエレベーターに乗り込むと、先に乗っていた帽子を深めにかぶった女性が「なんかい…ですか?」と聞いてきた。「ごかいです」「え?7階だよ」と笑う彼女。エレベーターは7階で止まった。「ごめん…1人で降りて」何かを察した彼女が足早に去り扉は閉まった。「何回目ですか?浮気」「誤解です」

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