見出し画像

最近の大ヒット鯛めし

河原町三条、進々堂の斜向かいに新しく建った店。
大きな暖簾にスタイリッシュな店内、頼めるものは「鯛めし」オンリー。
鯛のおかわりとトッピング、少々のドリンクがサイドメニューにあるだけで、ごはんとお味噌汁はおかわり自由。

鯛めし屋 福乃。そこが最近のマイブームご飯である。

わたしは生魚が苦手だ。ちょっと生臭いあの独特の匂いと舌に乗せた時のねっとり感が得意ではないのだが、ここの鯛は何故かとんでもなく美味しく感じる。全く生臭さがなく、しっかりとした魚の甘味を引き立たせた鯛とゴマだれの相性は抜群で追加で鯛を頼んでしまうこともある。
ご飯との相性も悪いはずがなく、おかずとして食べてよし、乗せて米を巻いて食べてよし。
一緒に出されるほうじ茶で鯛茶にするのもまた格別の味わいで、ほうじ茶のふくよかな香りで包まれた少し硬めのお米とほんのり温まった鯛の優しい風味が〆にふさわしい。

お盆の真ん中にある山椒で炊いてある鯛そぼろが個人的に一番好きで、これのおかわり小鉢を追加で買えるならごはんのおかわりが欲しいと思うレベルで気に入っている。ほぐし身の鯛から山椒のきりっとした香りが口の中に広がる瞬間はやみつきになること間違いない、わたしは虜になった。
ひとくちサイズのおばんざいも付いてくるので、たくさんの種類をちょっとずつ食べたい人向けのプレートだと思う。量が多くないので少食だったり女性向けのセットかな、と。

京都に足を伸ばすことがあれば是非とも食べて欲しい、おひとり様で入りやすい店舗なのでサッと食べてすっと帰れるのも良いところだ。
先会計に備えて、お財布を片手に暖簾をくぐろう。

この記事が参加している募集

#おいしいお店

17,576件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?